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【申し入れ】痴漢加害の未然防止・抑止の強化について(近畿日本鉄道株式会社)

2022.02.02

近畿日本鉄道株式会社
代表取締役社長 都司 尚 様

日本共産党京都府委員会ジェンダー平等・人権委員会
たけやまさいこ
日本共産党京都市会議員団 団長  井坂 博文
           日本共産党京都府会議員団 団長   原田 完

 日ごろから京都府民の公共交通を担い、安全運行に尽力されておられることに敬意を表します。安心安全な公共交通を更に進める点から、痴漢や盗撮被害について申し入れをさせていただきます。
深刻な人権侵害であり性暴力である痴漢や盗撮被害をなくすことは、誰もが安全に暮らせる社会にするために不可欠であり、政治や行政、学校、鉄道、警察、企業など社会全体の課題として取り組むことが求められています。

 しかし、その対策は遅れており、昨今、インターネットやSNSで痴漢行為をあおる投稿がされる等、更なる被害拡大を招くような事態となっています。

 よって、痴漢・盗撮被害をなくすために、以下の点を御社に要望いたします。

1、高校・大学などの受験シーズンに痴漢加害を起こさせないよう、駅の係員の増員、電車内の巡回警備、音声によるアナウンスや電車内の動画、電光掲示板での痴漢の加害防止のための呼びかけなど、具体的な取り組みを行うこと。とりわけて、痴漢加害が発生しやすい午前7時から9時までの2時間について特段の対策を講じること。

2、御社の鉄道内で発生する痴漢行為について実態把握を行う継続的調査を行うこと。

3、調査の結果に基づき、痴漢の未然防止・抑止の方法を検討し行動計画を策定すること。  

                                            以上