資本主義社会におけるスポーツの健全な発展とは(やまね)
2026.07.31
やまね智史議員(伏見区)
サッカーW杯前に読んだ本。『フットボール・マネー/資本主義と権力闘争のゲーム』ミゲル・デラニー著、山中拓磨訳(平凡社、2026年4月)。実に671ページの超大作。莫大な放映権料、オイルマネー、クラブ買収、独裁国家、新自由主義など、現代サッカーを取り巻く社会構造について、歴史も辿りながら告発する、読み応え抜群の一冊。
W杯大会中にはアメリカのトランプ大統領がFIFA会長に電話。レッドカードで退場し次戦出場停止となったはずのアメリカ選手が「措置を保留」され試合出場するという前代未聞の事態が起こりました。大会後にはFIFA会長がW杯そのものを民間企業に「売却」する計画案を発表し、世界から批判の声が集中。計画案は撤回に追い込まれました。有料サブスクに加入しなければ試合中継を見ることができない「スポーツを見る権利の侵害」も起こっています。
発達した資本主義社会の中で、各国リーグの健全な発展、選手の権利、市民がスポーツをする・見る権利をどう守るか。サッカー、さらにはスポーツの未来について考えさせられることが多い今日この頃です。
