受験生をねらった痴漢・盗撮の加害防止と被害救済の強化に関する申し入れ
本日、党議員団は、京都市長、交通局長、教育長に対し、「受験生をねらった痴漢・盗撮の加害防止と被害救済の強化に関する申し入れ」を行いました。
内容は以下の通りです。
日本共産党京都市会議員団
団長 西野さち子
日ごろから、性犯罪被害の防止等、市民の安心安全のためにご尽力いただいていることに敬意を表します。
痴漢・盗撮は個人の尊厳を踏みにじる重大な性犯罪であり、断じて許されるのもではありません。
大学入学共通テストをはじめ受験シーズンが本格化するなか、試験の遅刻を懸念して通報しにくいという受験生をねらった痴漢・盗撮による被害の広がりが懸念されています。
政府が2024年初めて公表した痴漢被害の調査結果では、被害場所は電車内や駅構内など鉄道関連が7割を占め、「被害に遇っても怖くて体が動かなかった」など、被害時に対応ができなかったという声も多数見られました。2024年度の市バス・地下鉄の性犯罪の発生件数は市バスが1件、地下鉄では16件(車内9件、駅構内7件)となっていますが、通報できずにいる方があると思われます。
京都市においては日常的に地下鉄構内のポスター掲示や電光掲示板による表示、市バス・地下鉄におけるアナウンス等の啓発活動を実施しています。2026年1月15日には京都駅前にて、受験における痴漢・盗撮対策のスタート式として、京都府警察や自治体、9社の鉄道会社による啓発活動が実施される等、取り組みの前進が図られていますが、痴漢・盗撮被害ゼロへ向け更なる取り組みを強めていただきますよう、下記のとおり要望いたします。
記
1. 中学校、高等学校、大学など受験シーズンに、痴漢や盗撮の加害を起こさせないよう、公共交通機関等における対策を強化すること。
被害場所は鉄道関連が最も多かったことを踏まえ、鉄道事業者などと連携し、駅係員の増員、駅や電車内での巡回警備の強化、「痴漢は犯罪」といった加害防止の呼びかけを駅・電車内のアナウンス、電光掲示板、SNS等で強化すること。
2. 目撃者などの第三者が被害を確証し、痴漢・盗撮を止める行動をとることができるよう「アクティブ・バイスタンダー(行動する第三者)」の役割を重視したとりくみを行うこと。
3. 痴漢・盗撮被害が発生した場合には迅速な対応を行うとともに、性犯罪・性暴力被害者のための相談窓口の体制を強化し、広報すること。
4. 痴漢・盗撮被害のために大学入学共通テストに遅刻する場合、救済措置の対象となる旨を周知すること。また、大学入学共通テストは制服でも私服でも受験できることを改めて周知するとともに、他の入試についても同様の対応となるよう協力を依頼すること。目撃者等に対しても同様に配慮すること。
5. 京都府とも連携し、痴漢の実態調査を実施し、実態を踏まえた対策強化を行うこと。
6. 痴漢・盗撮被害のリスクが高い若年層を痴漢・盗撮被害から守る対象群として明確に位置づけ、学校教育等の場における包括的性教育を進めること。
以上
