京都市国民健康保険料の大幅引き上げ提案の撤回を求める申し入れ
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本日、党議員団は、京都市長に対し、「京都市国民健康保険料の大幅引き上げ提案の撤回を求める申し入れ」を行いました。
内容は以下の通りです。
日本共産党京都市会議員団
団長 西野さち子
京都市は2025年度の国民健康保険料の引き上げを提案しました。
一人当たりの保険料(平均)は、2024年度98,746円が来年度108,968円となり、前年度比10.35%という大幅値上げが提案されています。低所得者も含め、すべての被保険者の保険料の引き上げとなっています。しかも、国保への財政支援を2025年度から2029年度の5年間かけて、13億円から14億円ずつ縮小することで、毎年保険料を引き上げようとしていることは重大です。
京都市国民健康保険は、かねてより保険料は高く、「被保険者の負担は限界に達しつつある」と副市長も答弁してきた経過があります。国が国保の都道府県化を進め、国庫負担率の必要な引き上げを行わない中で、自治体や被保険者負担が増え続けてきたことに最大の問題があります。
昨今の物価高騰により、市民の暮らしは大変厳しい状況にあり、2025年度の予算案の国民健康保険料の引き上げは市民の暮らしを追い詰めるものとなります。この値上げにより、保険料が払えず滞納者が増える可能性があり、医療が受けられなくなることが起きることは絶対に避けなくてはなりません。
よって、国民皆保険制度を守るために、国に対して国庫負担分の増額を強く求めるとともに、京都市として財源を確保して、何としても保険料引き上げを回避するよう強く求めます。