[申し入れ]市バス・地下鉄の旅客運賃の値上げ提案の中止を強く求める - 見解・声明|日本共産党 京都市会議員団

TOPICS ICON[申し入れ]市バス・地下鉄の旅客運賃の値上げ提案の中止を強く求める

京都市長 門川大作 様

日本共産党京都市会議員団
団長  山中 渡

 
 日本共産党京都市会議員団は、今月26日から開会の11月定例市会に市バスと地下鉄の旅客運賃の値上げ議案を提出しないよう強く求めるものです。市長案は消費税増税に伴い、来年4月1日から市バス運賃を値上げする、地下鉄は初乗り以外の区間の運賃を値上げする内容となっています。
 党議員団は市長に対し、来年4月からの消費税増税中止と、公営企業については消費税の適用除外とすることを国に要請すべきと求めてきました。しかし、今日に至るも市長は消費税増税推進の姿勢を変えず、値上げ提案の準備を進めたことを厳しく批判するものです。
 現在京都市バスと地下鉄の初乗り運賃は日本一高く、公共交通の役割から見ても値上げの道理はなく、許されるものではありません。市民生活の実態は依然として厳しく、値上げによる新たな負担増がいっそう耐えがたいものになることは明らかです。
 さらに値上げによる市バス・地下鉄の乗客離れが促進され、財政健全化の本来の道である乗客増対策にも大きく逆行することになります。
 市長案は「消費税率引き上げに伴う旅客運賃の適正化」としていますが、今回の消費税率8%の旅客運賃への転嫁によって市民は、10億円もの新たな負担を強いられることになります。そもそも4月からの消費税増税に国民は納得していません。国の導入決定時には8割の国民が増税に不安を持ち反対していました。本市にとっても暮らしと地域経済、中小企業に与える影響は大きく、4月からの「増税中止」や「先送り」を求める声は引き続き大きいものがあります。
 市民は、消費税増税と運賃値上げのダブルパンチの直撃をうけることになります。改めて市バス、地下鉄の運賃値上げの提案を中止されるよう強く求めるものです。

以 上

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