【団長談話】
市庁舎整備に関する報道について
2021年11月19日
日本共産党京都市会議員団
団長 井坂博文
11月19日朝の民放のニュース番組で、市役所庁舎の建て替えにおける地下通路や茶室など、豪華で不要な整備について報道されました。
その際、市会議員団団長のコメントが紹介されましたが、発言の一部が切り取られ、議員団がすべての建て替えについて賛成したかのように放映されたため、テレビ局にただちに抗議しました。
日本共産党市会議員団は、職員の執務環境改善や耐震改修は必要だが、「今の京都市財政と市民生活のもとで、建設費は可能な限り縮減するべき」「地下通路や庁舎の一部に民間店舗を引き込むなどは不要である」ことを指摘し、建て替えの工事契約に市議会の中で唯一反対してきました。
番組作成に当たっては、一時間半に及ぶ取材があり、上記の党議員団の態度や考え方について詳しく紹介しました。その上で議場の改修については、耐震化・バリアフリー化された以外は、天井や窓などもともとの構造と変更がないことから「豪華とまでは言えない」と答えたものです。日本共産党市会議員団が市役所整備についてとってきた立場や、論戦の全体について触れることなく、一部の発言が切り取られ、党市会議員団の立場が正確に伝わらない形で放映されたのは残念です。
市庁舎整備は完了しておらず、党議員団は、今後も必要な見直しを提案し、市長に経費の縮減を求めます。
また、財政危機キャンペーンを行って福祉施策の削減など市民に負担を押しつける「行財政改革」を中止し、北陸新幹線延伸など将来の市民にも負担を負わせるムダな大型公共事業推進を改めるよう今後も声を上げます。
以上