高浜原発3・4号機再稼働反対を求める申し入れ - 見解・声明|日本共産党 京都市会議員団

TOPICS ICON高浜原発3・4号機再稼働反対を求める申し入れ

京都市長 門川大作様

日本共産党京都市会議員団
団長  山中 渡

 関西電力は高浜原発4号機について明日・17日にも再稼働させ、3号機については原子炉に核燃料を搬入する作業を13日に開始、6月上旬にも再稼働させようとしています。
東日本大震災から6年たった今も多くの方が避難生活を余儀なくされ、未だに福島第一原発事故は収束していません。人類と原発は共存できないことは明らかであり、多くの市民から再稼働反対の声が上がっています。
 高浜原発では、昨年2月に4号機における水漏れ及び原子炉自動停止が発生し、今年の1月には2号機においてクレーン倒壊で核燃料保管の建屋を壊す事故が発生しています。強風にもかかわらずクレーンのアームをたたまないという危機管理対応のずさんさは明らかです。使用済み核燃料の最終処分場の目途も全く立っていません。
 関西広域連合は4月28日、相次ぐ事故について「地域の安全に影響を及ぼしかねない事態が続いており、住民の不安は大きい」として「現在のエネルギー政策を早期に転換」することや原子力安全協定について基準を持つ事などを国に要望しています。
 市長は国に対し「やむを得ず原発を再稼働する場合には」「万全の安全性を確保」し、「住民に説明し理解を得るよう求めている」と表明していますが、安全といえる状況には全くありません。市民の安全を最優先するならば、今、再稼働に反対することが、強く求められています。
 よって、高浜原発再稼働について、これまでからの再稼働容認の姿勢を改め、再稼働に反対すること、そして、国と関西電力に再稼働を中止するよう強く働きかけることを求めます。

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