京都市長 門川大作様
公営企業管理者 交通局長 山本耕治様
日本共産党京都市会議員団
団長 山中渡
京都市は、2017年度京都市予算を審議する2月市会において、「一日乗車券カード」の値上げ検討を表明しました。
「一日乗車券カード」は、市バス・京都バスの均一運賃区間が、ワンコイン500円で1日乗り放題とする乗車券であり、多くの市民や観光客に利用されています。初乗り運賃が日本一高い市バスにおいて「一日乗車券カード」は、利用者の増加と市バス事業の黒字化に大きな役割を果たしてきたことは明らかであり、値上げは利用者に大きな負担を与えるとともに経営改善にも逆行することになります。
交通局は、値上げを検討する「懇話会」を4月中にも立ち上げて、8月にも結論を出し、年内にも実施したいとしています。この日程は、市民や利用者の声も聞かないあまりにも拙速であり市民不在といわざるを得ません。
日本共産党京都市会議員団は、市民負担を押しつける「一日乗車券カード」の値上げ検討は撤回し、いっそうの利用者サービスの向上に努めることを強く求めるものです。