日本共産党京都市会議員団 団長 山中渡
京都市地下鉄車両内に自衛官候補生募集の広告が掲示されたことに、市民から抗議と広告撤去等を求める声があがっています。
昨年、強行可決された戦争法(安保法制)は、ほとんどの憲法学者の方が憲法違反との判断を下したもので、国民・市民の間には強い批判と不安が広がっています。
京都市には憲法を遵守し、市民の安全と生命を守る責任があります。違憲の同法は、いよいよこの3月から施行されようとし、武力行使を伴う自衛隊の海外派兵や緊急事態条項の付加など憲法改悪の動きが強まるなど、戦争する国づくりが現実のものになろうとしています。こうしたもとで今回の地下鉄車両内の自衛官募集の広告掲示は、若者を戦場に送り出すことになりかねず、市民の安全を脅かす行為であり容認できません。強く抗議するものです。