日本共産党京都市会議員団
団長 山中 渡
NPO法人田中セツ子京都結婚塾は、9月7日、業務上横領の疑いで大西ケンジ京都市議を告訴、京都地検に受理されました。
こうしたもとで本日の「くらし環境委員会」で参考人意見聴取に出席した、同法人田中セツ子理事長は、告訴内容と告訴に至った経緯について「大西市議は、2011年6月~2015年2月、虚偽の領収書を作成して費用請求するなどし、同法人の預金などから相当額を私的に流用し着服した」とし、告訴にいたったと報告し、大西市議の着服・横領の事実を示し、これまでの同市議の言い分との食い違いを強調しました。
質疑の中で同法人田中理事長は、同法人に関係のない物品の購入、しかもその現物が見当たらないこと、さらにカラ出張・カラ接待の費用の支出、カラ会議が存在していたことなどの実態を明らかにしました。「241万円」については、大西市議が「同法人に預けたもの」ではなく、「本人が不正を認め返金してもらったもの」であるとしました。また、「経理を含め運営全般に責任持っていたのが大西市議」「会計処理も金庫の管理も大西市議の責任」と述べました。
告訴が受理され、本日の参考人質疑の内容は、大西市議の「NPO法人経理の私的流用・着服横領」疑惑がいっそう深まったことを示すものです。告訴が受理され、これだけのことが突きつけられているのにまったく「真相」を語ろうとしない大西市議の態度は、公職に就くものとしてその資格がないものといえます。
日本共産党市会議員団は、本日の同委員会で元理事(大西市議)の参考人招致を求めるとともに、真相糾明と議員辞職を求め全力あげることを表明するものです。
以 上