日本共産党府内女性議員一同
一昨日、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が、旧日本軍「慰安婦」問題について、「慰安婦制度というものが必要なのは誰だってわかる」と述べ、さらに同日、今月1日に沖縄県を訪問した際に、米軍海兵隊の指令官に「もっと風俗業を活用してほしい」と求めたことまで明らかにしました。
旧日本軍「慰安婦」問題について、橋下市長はかつて「慰安婦が強制された証拠はなかった」と述べ大きな批判を浴びましたが、今回はその必要性まで述べるという、とうてい容認することのできない異常な発言です。また、米軍海兵隊司令官への発言は、沖縄をはじめとした米兵等による女性や子どもへの事件があいついでいる原因を全くねじ曲げ、基地被害に苦しむすべての皆さんを冒涜するものです。
これら一連の発言は、女性をあたかも性の道具として扱い、ひいては人間の尊厳をおとしめるもので、女性として絶対に許すことはできません。
さらにその後、橋下氏はインターネット上で、同様の発言を繰り返し、同じ日本維新の会石原慎太郎共同代表も、その妄言を擁護するなど、言語道断であり、私たちは満身の怒りを表明するものです。
政治家としての資質も資格もない橋下徹氏の妄言の撤回と謝罪、市長辞職を強く求めるものです。