日本共産党京都市会議員団は、HPVワクチン接種勧奨への支援を求める意見書について、賛成の立場を表明していますので、京都市会議員団を代表し、討論します。
HPVワクチン接種後に生じた症状と HPVワクチンとの関連については、国内外でこれまでから調査が行われてきています。その関連性は明らかになっていませんが、ワクチンの安全性と有効性も報じられており、今回接種勧奨の再開となりました。一方で接種後の副反応でいまだに苦しんでおられる方もあることから、今回の接種勧奨の開始にあたっては、丁寧な対応をしていく必要があると考えています。
接種の周知として、対象者への郵送は効果があると考えます。実施される場合に、ワクチン接種の効果と同時に副反応があることの情報提供が重要です。
この間、接種率が1%程度という状況から、接種を見合わせていた方がほとんどということであります。3回接種を実費負担すると5万円以上になると聞いております。意見書項目にある通り、接種機会を逃した女性への無料接種の実施は重要です。
副反応被害者に対する補償と支援、治療体制の整備などの救済策を充実させ、副反応についての調査・原因究明を行いながら、希望するすべての人が安全・迅速に接種を受けられる環境の整備を進めることが求められることを述べまして、賛成討論とします。