「2025年国際博覧会の誘致に関する決議(案)」への反対討論 - 市会報告|日本共産党 京都市会議員団

「2025年国際博覧会の誘致に関する決議(案)」への反対討論

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終了本会議討論
井坂 博文議員
 日本共産党京都市会議員団は「2025年国際博覧会の誘致に関する決議案」に反対の立場を表明しておりますので議員団を代表して討論をおこないます。

 今年7月に開かれた関西広域連合議会定例会において、万博誘致決議が提案され、可決されました。その採択を受けて、広域連合議会に参加する府県・政令市の議会に誘致決議をあげる働きかけがあったことが背景にあります。
 決議案に賛成できない理由は、誘致を推進する方が、「万博とは直接関係ない」といい、今決議案にも一言も触れられていませんが、今回の大阪・夢洲を会場とする万博誘致は、まさに「IR=カジノ」をセットにした誘致だからであります。カジノは日本の刑法が禁じている賭博であり、他人の不幸の上に成り立つビジネスです。カジノによって、万博がテーマに掲げる「いのち輝く未来社会のデザイン」など描かれるはずがありません。
 万博とIRの関係については、この間の関係者の声を聞けば事実関係は明らかです。大阪府が万博の基本構想案の中で「万博会場の隣接地に、カジノを含むIRを誘致する」とし、松井知事は「成長の起爆剤として、万博とIRの相乗効果を狙う」とし、また大阪市のホームページでは「夢洲にIRと大阪万博の両方を誘致し、それらを連動、運命共同体とする」としております。ここにこそ、万博誘致の狙いがあります。
 このような本音を隠して進める、姑息な誘致運動を認めることなどできないではありませんか。そのことを指摘して反対討論とします。

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