大宮交通公園の再整備計画は、抜本的に再検討を! - トピックス|日本共産党 京都市会議員団

TOPICS ICON大宮交通公園の再整備計画は、抜本的に再検討を!

DSC01169HP.jpg 日本共産党北地区委員会と同党京都市会議員、同党京都府会議員は、7月18日、大宮交通公園の再整備計画について、申し入れを行いました。
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DSC06125HP.jpgのサムネール画像


 申し入れの内容は、以下の通りです。

【申し入れ】

京都市長 門川大作 様
                  日本共産党北地区委員会委員   福田 陽介 
                          京都府会議員   浜田 よしゆき
                          京都市会議員   井坂 博文 
                          京都市会議員   玉本 なるみ

大宮交通公園の再整備にあたって

 京都市は、大宮交通公園の一角を削減し、北消防署を移転させる計画を発表しています。日本共産党は、住民合意のない再整備計画は抜本的に再検討すべきだと強く表明するものです。
 大宮交通公園は京都市内唯一の、交通安全を学びながら楽しく遊べる公園として、市民に長く親しまれています。中でも、ゴーカートは子どもたちに人気が高く、京都市内だけでなく他県からの来園者もあります。桜など四季折々の自然を楽しむことができ、歴史遺産である御土居を有する、市民のかけがえのない公園です。再整備にあたっては、公園の利用者や地域住民の意見を尊重し、より市民に愛される交通公園として再整備をすすめることが重要と考えます。北消防署についても、老朽化により建て替えが必要になっていますが、大宮交通公園の再整備とは分けて再検討をおこなうべきです。
 今回の再整備には市民の関心が強く、市民団体の方によるアンケート調査には約800通の返信が短期間に寄せられました。その内容は、北消防署の移転が前提となっていること、公園面積が3000㎡も縮小されること、多くの木々が伐採されること、公園周辺は閑静な住宅街であり、消防車両の出入りに伴っての交通問題への不安など、周辺住民や市民から疑問と反対の声が数多く寄せられました。
 京都市が実施した市民意見の募集は、公園を利用する主人公である子どもや保護者には聞いていないこと、ゴーカートの存続についての設問が全くないなど、大事な点が欠けています。
 5月14日に開催された都市計画の変更に関する説明会では、消防署の移転ありきとなっていたこと、住民の関心事であるゴーカートの運行については「どうするかは整備を担当する民間企業の判断」と発言をするなど責任ある説明がなかったため、住民から再度の説明会の開催を求められたにも関わらず、一方的な市の説明ビラが配布され、説明会を開催しなかったことは不誠実と言わざるを得ません。
 京都市が大宮交通公園を削減しようとする背景には、市の「京(みやこ)プラン」があります。このプランは、国・財界の求める「大企業がもっとも活動しやすい国づくり」「もうける公園」を忠実に実行し、企業のもうけのために「私有地・民有地」を活用する方針であり、公共施設設備についても「再編・整備」「民営化」をうたい、さらなる公的責任放棄をめざしています。京都市が、「みだりに都市公園の区域の全部又は一部について都市公園を廃止してはならない」(第16条)と定めた都市公園法に違反して公園面積を削減し、公共施設の再整備すら放棄することは許されません。そもそも京都市の計画には、子どものための公園と消防・救急施設を共存させることに無理があります。京都市は消防署が移転することで公園の防災機能が強化されると強調しますが、説明会ではその根拠はまったく示せませんでした。マンションと住宅が立ち並ぶ閑静な環境が失われ、多くの樹木を伐採し自然環境を壊すような大宮交通公園の再整備には、日本共産党は反対です。そのうえで、以下の点を強く求めるものです。


1.大宮交通公園の再整備は、利用者の強い要望であるゴーカートを台数も増やすなど充実させて、子どもたちや市民に愛される公園となるよう取り組むこと。再整備は京都市の責任でおこない、民間任せにしないこと。
2.北消防署の大宮交通公園内への移転計画は中止し、他の地域を探すこと。
3.地域住民や公園利用者の意見を尊重し、合意と住民参加型で交通公園の再整備計画を進めること。

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