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No.369・目次
2003.10.17
特集・市政クローズアップ2

都市再生特区
キリンビール工場跡地開発の問題点
(南区久世・向日市)

●七月、 開発計画を発表

 京都市とキリンビール社は七月、政府の都市再生緊急整備地区に指定された「キリンビール京都工場跡地」の開発構想を発表しました。同跡地は、南区久世高田町と向日市寺戸地区にまたがる二十二ヘクタールの広大な土地です。構想では大規模な商業施設を中心にホテル、マンションなど高さ九〇ヘクタールの高層ビルを六本も整備するとしており、来春着工、二〇〇七年度の開業をめざしています。


●不十分な説明会、向日市議会は計画変更の請願を採択

 八月三日、キリンビール社は「京都市まちづくり条例」に基づき地元説明会を開催、九七〇名が出席。ところが住民から次々と意見が出されているにもかかわらず、この説明会をわずか一時間半で一方的に打ち切りました。

 南区と向日市住民に、交通渋滞問題、日照権など住環境問題、地域経済問題などで懸念と不安が広がっています。向日市議会は九月、「九〇ヘクタールビルの建設とりやめ」「住宅地との緩衝地帯設置」など、計画変更を求める請願を採択しました。

  キリンビール構想図
   

●すみやかな情報公開、過大な
市財政投入を行わないことを強く求める―日本共産党市議団

 京都市は、計画の詳細について「発表できる段階ではない」としていっさい公表しようとせず、五月に制定された「市民参加条例」にも反する姿勢をとっています。

 日本共産党市議団は、(1)すみやかに情報公開をすること(2)開発にあたっては、地元住民、周辺の商店街などの意見を十分に聞き、納得を得ること(3)市財政の過大な投入を行わないことを強く求めています。

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