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No.379

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No.368・目次
2003.6.23
5月定例市会本会議
くらた共子議員が質問

 五月二十八日の本会議で、くらた共子議員は、訪問看護ステーションの所長としての経験から、医療・介護問題を中心に質問しました。

>> 質問全文

質問するくらた共子議員

医療・介護・国保
切実な市民の願いに応えよ

在宅酸素利用者の負担軽減を

 くらた議員は、医療制度の改定で、在宅酸素療法を必要とする高齢者の負担が一回八五〇円から一万円以上へと跳ね上がり、酸素の契約中止に追い込まれていると指摘。酸素を吸入しなければ、居間からトイレまで移動できない苦しみを訴え、一刻も早く障害者医療助成制度の対象に含めるよう求めました。また、上限額を超えた医療費の償還をすみやかに行うこと、無利子の貸付金の充実や、夕張市が実施している上限を超える窓口負担の免除を実施するよう求めました。

 保健福祉局長は、「障害者医療助成の拡充は財政上困難」と切実な願いに背を向けました。



高すぎる国保料引き下げを

 くらた議員は、「親子四人で、所得が三百万円しかないのに、年間六十万円の国保料は高すぎる」の声を紹介。資格証明書と短期証の発行はやめるべきと求めました。その上で、未曾有の不況下にあるいまだからこそ、一世帯あたり一万円の値下げを決断すべきと主張。保健福祉局長は、「資格証明書・短期証の発行はやむを得ない」と答弁。市長は、「保険料引き下げは困難」と冷たく拒否しました。

資格証明書、短期証の推移(市合計)

グラフ
98年は6月1日、その他は3月1日現在

No.367
目次

介護保険の負担軽減、
ショートステイ整備を

 くらた議員は、介護保険料の大幅値上げで、必要なサービスも利用できなくなっている実態を紹介。一般会計からの繰り入れで保険料を元にもどし、減免制度の拡充、利用料の減免創設を求めました。また、基幹型在宅介護支援センターは、全市への拡大を急ぐとともに、地域福祉の拠点の役割を担うよう人員配置を求めました。さらに、緊急ショートステイの整備とともに、市が責任をもって情報管理と調整を行うべきと主張しました。

 松井副市長は、「一般会計から繰入を行う考えはない」と拒否、「基幹型支援センターは実施状況をふまえて順次拡大する」と答弁しました。また、「緊急ショートステイの利用率は五〇%台で心配は生じないと実態を無視した答弁を行いました。

 再び質問に立ったくらた議員は、ベッド数が少なく利用者や介護者の要望に応えられない状況がつづいている実態をみるべきと強調しました。

国保への一般会計からの独自繰り入れは減額

  93年 97年 00年 01年 03年予算
京都市の独自繰入額 74.8 66.91 59.88 79.85 69.78
国の法定減免分等 16.51 31.03 44.07 55.1 76.12
一般会計繰入金 91.31 97.94 103.95 134.95 145.9
(億円)
一般会計繰入総額は増えているが、国の法定減免分等を除く独自繰り入れは、10年前よりも減少。2年前に比べても10億円の減

(01年度までは各年度決算)
グラフ

京都御苑、梅雨の井
貴重な環境を守れ

 くらた議員は、迎賓館建設に伴う御苑の自然破壊の実態調査と、聚楽第の遺跡「梅雨の井」保全を求めました。


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