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No.358・目次
2001.4.18

2 月定例市会・本会議質問
山本正志議員が討論

 3 月 23 日の閉会本会議で、山本正志議員は、2001 年度一般会計予算案などに対する反対の討論をおこない、予算の組み替えを提案しました。



深刻な市民生活守る予算に

 山本正志議員は、今回提案されている予算案は、今議会に提出された多くの請願からみても「きびしい不況のなかでの国民健康保険料値上げはたえられない」「一方的な市バス路線の切り捨てや敬老乗車証の一部有料化などはやめてほしい」「介護保険の保険料や利用料を減免してほしい」といった大変深刻な市民の声がよせられ、また、昨年 1 月にみやこ信金・南京都信金の破綻、その後の京都中央信用金庫への譲渡にともなう深刻な実態の中、「自治体による新たな融資制度の手当てなどが京都ではなぜできないのか」という声などにもまったくこたえない予算であるとし、問題点を指摘しました。


予算案に反対の理由

第 1 の理由
年間 80 億円の新たな市民負担となる予算
第 2 の理由
高速道路建設は総事業費の膨張。迎賓館建設など相変わらずのムダな大型公共事業優先の予算
第 3 の理由
福祉行政の後退
介護保険、利用料と保険料は過酷な負担。国保料値上げ、介護者激励金の廃止
敬老乗車証制度の「廃止・縮少」許さない
第 4 の理由
大型店進出に対する問題。まちづくり条例と商業集積ガイドプランは、撤回し、充実強化を
第 5 の理由
部落解放同盟への補助金は即刻廃止すべき。特定の地区や団体を対象とする施策はこれ以上予算措置をすべきではない

 山本議員は、本市の財政破たんはいっそう深刻なものとなっており、市債残高は 一般会計だけで 1 兆円にものぼるが、「税金でとれないなら公共料金で」「赤字だから市民負担をおねがいする」といった安易な方向は許されないと追及しました。また、今回市長が打ち出している新基本計画推進プランについても、福祉・教育・京都経済の振興優先のプランとすべく、市民とともに議論をすすめることもあわせて提案しました。

 その上で予算組み替えのポイントを 4 点にわたって示しました。


予算組み替えの基本点

  1. 新たな市民負担となる国民健康保険料など公共料金値上げ提案を撤回し、「きびしい不況の中で市民生活と営業の基盤を守る」自治体としての本来の立場を堅持する予算に組み替えること

  2. むだな公共事業の凍結・見直し。市内高速道路計画、迎賓館建設、巨大な規模で次々と計画されている不急の雨水幹線建設など、大型プロジェクトへのこれ以上の財政支出を再検討しストップすること

  3. きびしい財政状況をふまえ、とりわけ財源不足とこれまで発行済みの市債償還をひかえて抜本的な財政再建の展望を市民に示すこと

  4. 予算の重点的配分や配置で地元中小企業や伝統産業、商店街振興といった市民のための仕事を増やすこと


No.356
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