二〇〇二年度
市バス・地下鉄・上下水道・病院決算
―岩橋ちよみ議員が討論
岩橋ちよみ議員は、市立病院事業、地下鉄、上下水道事業決算は認定し、市バス事業決算は認定しないとして討論にたちました。
「管理の受委託」を撤回し、市民の足を守れ
市バス事業決算を認定しない理由として第一に、「市民の足をまもる、公営交通を守るため」と言いながら、管理の受委託を二分の一に拡大する「交通事業ルネッサンスプラン」を発表するなど一層市民の足を不便にしてしまったと批判しました。第二に、乗客を増やす努力が不十分だとして、交通審議会での積極的な意見をとりいれ、大阪市など他市で実施されている百円バスや乗り継ぎ運賃制度の改善などを求めました。
上下水道事業については、(1)大型雨水幹線などの大規模事業について抜本的な見直し(2)4生活困窮者の上下水道料金の福祉減免制度の創設(3)汚水資本費補助金の復活C公共事業の入札の一層の公平性、透明性などを強く主張しました。
また、上下水道局の統合の問題については、市民サービスの低下にならないよう求めました。
市立病院事業決算については、二〇年ぶりの赤字決算となった原因は、五億円の補助金カットにあるとし、復活を求めるとともに、看護師不足の解消と体制の確保につとめ、公的病院としての必要な医療を提供するためにも国にたいして、診療報酬の見直しを求めるべきと強く求めました。
岩橋議員は最後に、部落解放同盟が中心になっておこなっている集会に、交通局、上下水道局がいまだに補助金(合計一〇〇万円)を支出していることについて、ただちにやめるべきと追及しました。
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