日本共産党 京都市会議員団トップ
市政を動かす 日本共産党●京都市会議員団NEWS 日本共産党
No.383 | No.382 | No.381 | No.380 |

No.379

| >>


2004.12.28
11月定例市会●本会議
ふじい佐富議員が質問

 ふじい佐富議員(南区)は、11月19日の市会本会議で、日本共産党議員団を代表して、質問をおこないました。

>>質問大要
ふじい佐富議員写真

破たんが明らかになった
京都高速道路計画は撤回せよ

 ふじい議員は、国土交通省、阪神高速道路公団本社、大阪府庁などを訪問しての独自調査をもとに京都高速道路問題について質問しました。この中で、 1.国の担当者が「阪神公団の民営化に向けてルールは変わる。これからの高速道路建設は地方にお願いしたい」とのべていること 2.阪神公団の担当者が ▼「大坂や神戸とネットワークでつながっていない京都高速道路の建設費は、京都高速道路利用者の通行料金だけで返済しなければならず非常に厳しい」「阪神高速の一日平均交通量も減少傾向にあり、京都高速道路も全面見直しを行っている」とのべていること ▼久世橋線など未着工の3路線建設については「新たに阪神公団が事業主体で行うことはむずかしい」とのべていること―を明らかにしました。

減少する阪神高速道路1日平均交通量
阪神高速道路公団資料より


高速道路建設強行で、京都市の負担は大幅に増える

 ふじい議員は、 1.現在建設中の京都高速2路線の一部区間が、阪神公団と国が求めている「事業区分の見直し」がおこなわれ京都市の街路建設事業となれば、京都市の負担が大幅に増えること 2.総事業費2900億円の未着工の3路線の建設を強行すれば、京都市が毎年、数100億円の負担をすることになることを指摘。「財政面でも、交通量の将来予測でも、環境面でも」建設の根拠を失った高速道路建設と計画について、市長が凍結・中止の決断をするよう強く求めました。

 これに対し桝本市長は、阪神公団が「事業区分の見直しや出資率の嵩上げ」を求めてきていることを認めつつ、事業中の2路線の完成に「不退転の決意で取り組む」、残る3路線は「事業化に向けた取組を推進」すると、ムダな高速道路建設を継続することを表明。第2質問に立ったふじい議員は、重ねて高速道路建設の「凍結・中止」を強く求めました。

減少する京都市内 自動車保有台数
京都市資料より

新型路面電車(LRT)・コミュニティバスの実現

 ふじい議員は、あわせて◆LRT導入に向けて具体的なタイムスケジュールを示すこと◆小型循環バス導入の検討◆交通問題や経済的影響など住民の暮らしと営業に不安が広がる「キリンビール工場跡地」の開発計画をいったん白紙に戻すことを強く求めました。

375号トップへのリンク
目次

ページトップへ
日本共産党京都市会議員団