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No.372・目次
2004.4.26

予算特別委員会
(3 月 8 日〜 18 日)

 

オール与党は賛成

 日本共産党議員団は、予算審議を通じて、不要不急の大型公共事業の凍結・中止、市民サービスに欠かせない補助金等の復活など、予算の組み替えを求めて奮闘しました。

 自民・公明・民主の与党は、予算案に無批判に賛成しました。


公約を投げ捨て、くらし・福祉の
切り捨てを「断行したい」(市長)

 市長は「事務事業見直し」(三七一号参照)を発表し、四四事業の休廃止を含む四三〇項目・一〇〇億円を削減する予算を提案しました。「福祉と教育は後退させない」との選挙公約を投げ捨て、くらし・福祉に大ナタをふるっています。

 党議員団は、市長総括質疑で「市長選挙の際も明らかにしなかったこと。市民にとってはいきなりの提案だ」と厳しく批判。撤回を求めるとともに、市民の声を聞けと迫りました。

 市長は「安定した財政の確立こそ、市民福祉の向上につながる」「改革をおそれて現状維持にとどまるのは守旧派」と居直り、「断行したい」と表明しました。

「三位一体改革」のもと、いっそう財政悪化を加速

 いっそう破たんが明らかな高速道路計画、不要不急の大型公共事業である焼却灰溶融炉建設、地下鉄支援とはいえ全額市債発行の出資金など、借金を増やして財政健全化に大きく逆行する予算です。党議員団は、不要不急の大型公共事業の凍結・中止を求めました。

 また、一兆円をこえる市債残高など「市民サービスの低下と財政危機をいっそう進行させる予算」と指摘。小泉内閣による突然の地方交付税切り下げなど「三位一体改革」についても「地方切り捨ての本質は見えた」と厳しく批判。撤回を求めるよう迫りました。

  1 兆円を突破した市の借金(市債残高)
グラフ
 

くらし切り捨て見直し、施策の充実を求めて奮闘

 党議員団は、民間保育園への暖房費や給食、職員の夏期休暇対策への援助や保育バス、学校運営費、生活保護の夏季歳末見舞金、小児慢性特定疾患対策事業、ちびっこプール、大宮交通公園ゴーカート、スポーツ対策予算など、削減された予算の復活を求めて奮闘しました。ゴーカートは、学業休暇中の運行は復活しました。

 各局の審議では、国保料引き下げや老人医療費の二七%にのぼる未償還問題、ゴミ分別収集、特別支援教育、スポーツ対策、耐震改修助成制度、市営住宅、生活道路、中小企業への制度融資、入札制度、土地開発公社、市職員の超勤など、各分野の要求や問題を取り上げて質問しました。

 鳥インフルエンザ問題では全会派一致で意見書を採択。予算審議でも被害者への救済等を求めました。

同和のしがらみ断ちきれず

 同和行政は終結したといいながら、自立促進援助金だけでも今後五一億円の税金投入を継続するなど、同和のしがらみを断ち切れていません。党議員団は、廃止を求めるとともに、市立浴場やコミュニティセンターについても見直しを求めました。

有事法案「撤回を求める考えはまったくない」(市長)

 党議員団は、市長総括質疑で「米軍による公共施設の利用強制など地方自治に反する内容だ。報道規制など人権と表現の自由を踏みにじる」と厳しく指摘。撤回を求めるよう迫りました。市長は「撤回を求める考えはまったくない」と答弁。また、全国で初めての「武力攻撃災害」や「テロ災害」を想定した防災協定を京都府と結んでいることも明らかになりました。


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