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No.372・目次
2004.4.26
3 月定例市会●閉会本会議
佐藤和夫議員が討論

 三月二九日の閉会本会議で、佐藤和夫議員は、二〇〇四年度一般会計予算案などに反対する討論を行いました。

>> 討論全文
佐藤和夫議員

市民サービス削減の予算は認められない

 佐藤和夫議員は、予算案の問題点を指摘し、反対の理由をのべました。まず、戦略的予算編成方針として「選択と集中」により重点枠を定めたというが、ふるいにかけられて削られたのは、市民生活を下支えする市民サービスであると批判。

 また、市長は体育振興会の補助金について、「財政好転の折には復活したい」と答弁したが、ちびっこプールや保育バスの廃止、保育所など民間福祉施設などへの単費援護の一部廃止など必要な市民サービスについても、ひとしく復活すべきと主張しました。


予算案に反対の理由

第一の理由
市民サービスを切り捨てる「冷たい予算案」

  • ちびっ子プール廃止、保育園の暖房費削減、学校運営費カットなど

第二の理由
国が社会保障・社会福祉を後退させてきているときに、追い討ちをかけるように本市独自の福祉施策を後退

  • 生活保護世帯への夏季・歳末見舞金廃止、緊急通報システム基本使用料の公費負担廃止、いきいき銭湯助成の廃止など

第三の理由
従来型の不要不急の大型公共事業をつづけ、財政破綻の傷口を広げ、取り返しのつかなくなる予算案

  • 高速道路建設、関西新空港二期工事出資、焼却灰溶融炉など ・市債残高は一兆六一三億円にも

第四の理由
削るべきムダを削らずに、同和のしがらみをひきずる予算案

  • 今後自立促進援助金だけでも五一億円に

第五の理由
イラクへの自衛隊派兵を容認、有事法制に迎合する姿勢が貫かれている

  • 京都府と本市の消防ヘリの「大規模な災害等の発生に伴う航空消防防災活動に関する協定」では、全国で始めて「武力攻撃災害」や「テロ災害」などをもりこみ、有事法制に迎合

大型公共事業を見直し、市民サービス復活を

 佐藤議員は、市民サービスの休・廃止について理事者が「断腸の思いで」と答弁したことにたいし、「痛い思いをしているのは市民であり、とても納得のいく話ではない」と批判。不要不急の大型公共事業を見直し、同和関連予算を廃止するなど、やるべきことをやり、休・廃止した必要な市民サービスについては復活する予算に組み替えるべきと強調しました。

 佐藤議員は、文化保護財団への補助金が削られたため文化観光資源保護基金が人件費に、美術館運営費が削られたことで美術館基金は美術品購入を減らし運営費にも回されていることなど、基金の本来の目的とはずれて流用せざるをえなくなっている実態を明らかにしました。


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