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No.371・目次
2004.3.29
3 月定例市会
山本正志議員が質問

 三月四日、山本正志議員は日本共産党議員団を代表して本会議質問をおこないました。

>> 質問全文
山本正志議員写真

公約違反、行政責任を投げ捨てる
予算案の見直しを求める
児童虐待、特別支援教育、
市職員のサービス残業について

 山本正志議員は、来年度予算案について質問。「事務事業評価」による見直しで、ちびっこプールや保育バス廃止、お年よりや障害者、保育所など民間福祉施設への補助切り下げなどは「行政責任の放棄だ」と厳しく批判し、予算の組み替え・修正を求めました。中央図書館構想も白紙となり、公約違反を厳しく指摘。京都高速道路や、二三〇億円の焼却灰溶融炉など、不要不急の事業を見直すよう求めました。桝本市長は、京都高速道路について、未着工三路線も含め、あらためて推進を表明しました。


  高速道路推進の一方、生活道路の補修予算は半分に (舗装道補修費 決算額の推移)
グラフ
 

市長は答弁に立たず、「画期的」(副市長)と居直り

 山本議員は「選挙中はさかんに福祉は後退させないと言いながら、あなたほど福祉を切り捨てた市長はいない」「説明責任を果たしていない」と重ねて厳しく批判。桝本市長は答弁に立たず、副市長が「丹念に事務事業評価した予算編成。公開もしている。画期的」と居直りました。

巨額の費用負担―京都高速道路
わずか 650m の道路拡幅事業用地買収でこんなにも…
用地買収 件数 金額 年数 距離
油小路線
九条〜十条間
129件 90億円 31年 0.65 km
久世橋線 約250件 3.11 km
(先行買収含む)

児童虐待、特別支援教育と
養護学校は体制の充実を

 山本議員は、児童虐待について、相談件数の激増や体制不足など現場の厳しい実態を指摘。市南西部に相談機能を備えた施設設置など体制の充実を求めました。障害児の「特別支援教育」について、LD (学習障害)、ADHD (注意欠陥・多動性障害)、高機能自閉症も対象として拡大するなど、あり方が大きく変わり、養護学校の再編も同時におこなわれます。再編や特別支援部設置、専門的課題への対応に伴う教員の加配、現在の障害児学級存続の問題、看護師や OT (作業療法士)、PT (理学療法士)の配置など必要な対策を求めました。

市職員のサービス残業改善へ

 山本議員は、厚生労働省通知(〇一年四月六日)も示し、市職員のサービス残業改善を求め、理事者から「協議の場を設ける」との答弁がありました。また、高病原性鳥インフルエンザについても適切な対応を求めました。

なんだっけ:用語解説

「特別支援教育」

昨年 3 月、文部科学省は、現在の障害児教育の制度をあらため、LD (学習障害)、ADHD (注意欠陥・多動性障害)、高機能自閉症(知能面の遅れをともなわない自閉症)の子どもたちへの「特別支援教育」を開始する方向を打ち出しました。対象となる子どもたちは全児童生徒の 6 %程度=小中学校で 60 数万人と推計され、その多くが、通常の学級で学んでいます。ところが、文科省構想は「既存の人的・物的資源の配分についての見直し」で対応するとしています。

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