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No.370・目次
2003.12.17
11月定例市会本会議
赤阪仁議員が質問

 赤阪仁議員は十一月二十一日、本会議で代表質問をおこないました。

>> 質問全文
代表質問する赤阪仁議員

どの子も豊かな教育を
伏見区・羽束師地域のくらしと道路整備の拡充を

就学援助制度の拡充、
本市独自の奨学金制度の確立を

 赤阪議員は、深刻な不況のもとで、子どもたちの「教育を受ける権利」の保障について京都市の姿勢を追及しました。
教育費の負担は家計の中で占める割合は大きく、就学援助制度の活用者も増えるもとで、子どもに教育費の心配をさせることがないよう、いっそう京都市独自の就学援助制度の拡充をすべきだと追及しました。

政令指定都市の一般奨学金制度 月額(単位:円)
  高校 大学
公立 私立 公立 私立
札幌 5000 8000 6000 9000
川崎 9500   38000  
横浜 12000   44000  
名古屋 11000 18000    
大阪 10900      
神戸 7000 14000 15000 20000
北九州 18000 30000 44000 53000
福岡 18000 30000    

 また、同和奨学金と自立促進援助金制度は直ちに廃止し、他都市のように本市独自の一般奨学金制度を確立、子どもの進路保障の支援を行うべきだと求めました。

 理事者はこれ以上の「就学援助の独自施策は困難」とし、京都市独自の奨学金制度の確立も考えていないと答弁。市民の切実な願いに背をむける態度に終始しました。赤阪議員は、三十人学級をめざしつつ三十五人学級を拡大していくことを求め、理事者は十六年度は二年生に拡大していくと従来どおりの答弁にとどまりました。


養護学校給食へのクックチル方式の撤回を

 赤阪議員は、クックチル(冷蔵食)の導入を強行すれば、一人ひとりの子どもに応じたキザミ食や流動食などの特別食、アレルギー食品除去ができないのではないかと指摘。学校給食は教育の一環であり、子どもたちや保護者への要望にこたえる自校方式を維持した学校給食への改善の取り組みを求めました。

小学校の敷地・施設を利用した学童保育所の増設を

 赤阪議員は、学童保育所の増設を求め、伏見区・美豆小学校区の学童保育所が学校から遠い場所にあるため、安全の確保という点からも小学校の空き教室を利用して設置することが求められていると追及しました。

 さらに、学童保育所の待機児童数が増える一方、利用料が満額徴収になったため、一割の退所者を出した所もあることを紹介。市民のくらしと子育て応援というならば、入所者希望者が入れるよう増設すべきだと追及しました。

伏見区の生活環境・基盤整備と第二久世橋の早期建設を

 赤阪議員は、新羽束師橋建設にともなう、関連道路整備もいまだ実現していないために、大変な交通渋滞となっていることを批判。市バスには「乗りたくても乗れない」のが現状であり、久我菱川町・西出町では、「回送バスを空で走らせるより乗客を乗せて欲しい」との声も広がっていることを指摘しました。また、羽束師・墨染線の小枝橋西側への道路延長などの生活道路の基盤整備計画と第二久世橋の早期建設を求めました。

 理事者は、羽束師地区のバス路線の運行に必要となる関連道路整備、都市計画決定道路の見直しについても検討し、第二久世橋は〇七年度までに完成していくと答弁しました。

大岩街道周辺地域の整備と環境・健康調査をおこなえ

写真
大岩街道周辺地域

 赤阪議員は、大岩街道周辺地域で、長期にわたる野焼き、焼却炉被害での環境影響調査と、同時に周辺住民への健康調査を行うよう求めました。理事者は、周辺整備計画(素案)は、住民と十分協議を進めていくとのべましたが、環境基準は大幅に下回っており健康調査は必要ないと答弁するに止まりました。


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