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No.369・目次
2003.10.17
9月定例市会本会議
北山ただお議員が質問

 北山ただお議員は九月九日の本会議で、市長、関係理事者に対し質問を行いました。

代表質問する北山ただお議員

>>質問全文

21 世紀にふさわしい環境行政、 公共交通の充実、バリアフリー化を
―ゴミ分別の促進、京都高速道路建設の凍結・中止を

 北山ただお議員は、地球温暖化防止に対する「京都市の責務は大変大きい」のに、京都市の環境行政は、それに逆行していると指摘。環境行政に関連し、ゴミ分別収集、高速道路問題など四点にわたってただしました。

ビンの単独収集を決断し、分別収集の徹底を

 京都市は現在、ビン・缶・ペットボトル混合で収集しています。これでは「環境先進都市」とは言えません。北山議員は「ビンだけでも単独収集する」「早期に分別収集の徹底に踏み切る」ことを求めました。

ゴミ分別収集の大都市比較

京都市 名古屋市 川崎市 千葉市
空き缶、空きビン、
ペットボトル
空きビン 空き缶、
ペットボトル
無色ビン
小型金属 空き缶 空きビン 茶色ビン
廃食用油 プラスチック
容器包装
雑金属 その他ビン
大型ごみ 紙容器包装 使用済み乾電池 空き缶
家庭ごみ ペットボトル ペットボトル
(一部地域)
ペットボトル
  紙パック 粗大ごみ 粗大ごみ
  可燃ごみ 家庭ごみ 可燃ごみ
  不燃ごみ   不燃ごみ
  スプレー缶   有害ごみ
  粗大ごみ    


環境破壊まねく京都高速道路計画の凍結・中止を

 北山議員は、京都高速道路が市内の渋滞に拍車をかけ、環境破壊を広げると指摘。高速道路の市内への導入計画を直ちに凍結・中止すること、事業化していない三路線については計画を白紙に戻すことを求めました。
あわせて新十条通は有料高速道路ではなく生活道路とすべきこと、住民に環境悪化の不安が広がっている新十条トンネル換気所の装置を安全性の高いものにすることを求めました。

自動車の総量規制推進は、歴史都市京都の責務

  視察する写真
 
岡山市を走るLRT「MOMO」を視察する党議員(2002 年 6 月)  

 京都市が主催した世界歴史都市会議では、町なかにいかに車の流入を防ぐかが課題と繰り返しのべられました。北山議員は「総量規制に全力をあげることは、歴史都市京都の責務」として、その積極的な推進を求めました。

市バス拡充、LRTの一日も 早い実現で、公共交通の充実を

 市民の移動を保障するためには、市バスをきめ細かく走らせることが必要です。ところが市バスのリストラ計画が次々進められてきました。北山議員は(1)小型循環バスの実現(2)乗り継ぎは、時間内自由なものへ改善(3)公営交通優先の交通規制の強化(4)公営バスへの国などからの補助制度の確立を求めました。

 また、環境にやさしく、都市づくりの根幹として見直されているLRT(新型路面電車)を一日も早く実現するよう求めました。

駅・街のバリアフリー化の 貫徹を

 北山議員は「京都市総体としてまちづくり全般にわたってのバリアフリー化基本計画」を立てることを提案。あわせて、京都市で交通バリアフリーの対象となっている百二十二旅客施設すべてのバリアフリー化貫徹、山科駅に北側改札口の設置、南北を結ぶ「地下通路」の設置を求めました。
市長および管理者はLRTについて、需要予測や採算性などを検討すること、交通バリアフリーの推進を前半五年間の重点項目として取り組むと答弁。高速道路は二路線の早期完成に努めると強弁しました。


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