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No.367・目次
2003.3.20
倉林明子議員が質問

 倉林明子議員は、二月二十七日本会議で代表質問を行いました。



医療・介護・国保など負担軽減を
不況下での子どもの修学支援を

市民に負担を転嫁せず、社会保障充実こそ自治体の役割

 倉林議員は、高齢者の窓口負担増で在宅酸素治療の中止が相次ぐ中、お金がなければ京都市では酸素が取り上げられるのかと迫り、障害者医療助成制度の対象に呼吸器障害者を含めるよう求めました。また、高齢者の支払い上限額を超えた医療費の迅速な償還とともに、窓口での負担が上限額までに押さえられるよう、委任払いや貸付など知恵を出すべきと迫りました。理事者は、障害者医療の拡充は困難、委任払いの実施の必要性は低いと拒否しました。
 倉林議員は、次期介護保険料は三割増の大幅な値上げと指摘。国の負担分を抜本的に引き上げるよう求めること、一般会計からの繰入を行い減免の思い切った拡充、値上げは中止を求めました。 市長は、保険料は法令に基づいて改定すると、一般会計繰入は拒否しました。
 倉林議員は、国民健康保険料の負担は限界を超えており、行政による保険証の取り上げである資格証明書・短期証発行はやめるよう求めました。さらに、過酷な負担となっている保険料を引き下げるよう求めました。
 また、乳幼児医療費助成制度は、通院も小学校入学まで無条件に拡充するべきと主張しました。
 理事者は、乳幼児医療費について、実施後の受診動向など十分見極め、府とも協議し検討すると答弁しました。


在宅酸素が必要な呼吸器障害者を医療費助成で無料としている政令市

京都市
×
札幌市
仙台市
千葉市
川崎市 ×
横浜市 ×
名古屋市
大阪市 ×
神戸市
広島市
北九州市 ×
福岡市 ×
平成15年度から17年度の介護保険料政令市比較
(次期保険料高額順)
 
現行保険料

次期保険料

アップ率

広島市
3,004円 3,892円 29.6%
京都市 2,958円 3,866円 30.7%
札幌市 3,141円 3,790円 20.7%
北九州市 3,150円 3,750円 19.0%
福岡市 3,290円 3,586円 9.0%
大阪市 3,381円 3,580円 5.9%
神戸市 3,137円 3,445円 9.8%
仙台市 2,863円 3,421円 19.5%
横浜市 3,165円 3,265円 3.2%
川崎市 2,950円 3,213円 8.9%
名古屋市 2,876円 3,153円 9.6%
千葉市 3,000円 3,100円 3.3%
資格証明書発行は5年間で9倍、短期保険証は4.4倍
  98年 99年 2000年 2001年 2002年


420 1579 2262 3474 3757


2686 5238 8257 9385 11930

3106 6817 10519 12859 15687

子どもたちの就職・修学支援、教育条件改善を

 倉林議員は、生徒の就職支援に特別の対策が求められていると述べ、高校新卒者を対象にした雇用そのものを増やす取り組みを求めました。同時に、児童・生徒の実態も年々深刻さを増しており、就学支援制度の充実、独自の奨学金制度をつくり学び続けられるよう修学支援のいっそうの強化を求めました。
 倉林議員は今年度の定時制高校の定数が突然百名削減され、不合格者が出るとともに一クラスが四十人となっていると指摘。定数削減の撤回と、二十人学級堅持を要求しました。 また中京区で最大規模の中学である西ノ京中学校の専用グランド確保を真剣に考える時だと述べ、解決に向けた検討を求めました。
 教育長は、定数削減の撤回には答えず、西ノ京中学の専用グラウンド確保の意志も示しませんでした。
 倉林議員は、二条駅地区文化施設構想は、いつの間にかシネコン建設ありきに変わり、このままでは一民間映画会社の利益のために、市民の貴重な財産である土地を貸すことになりかねないと厳しく指摘、白紙に戻し、市民の意見を聞き再検討すべきと主張しました。


No.367
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