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No.366・目次
2003.1.10


シリーズ 市政を動かす


公金不正支出事件が発覚 ――部落解放同盟支部がカラ事業・水増し請求

 住民訴訟の裁判を通じて、とんでもない実態が明らかになりました。
 京都市が九七年から三年間、部落解放同盟各支部に対し「同和問題の解決のため」と補助してきた事業六一件・総額五四二二万円が不正に使われていたというものです。現在、裁判所の嘱託調査で判明したのは、十九件一二五三万円が研修にいった事実のないカラ事業。二十三件は水増し請求です。研修というものの、コンパニオン付きの宴会、麻雀大会と好き放題の実態も旅館の領収書で明らかになりました。

徹底的な解明へ

 京都市は「調査委員会」で事実調査を約束し、解放同盟支部への返還についても「求めないことはない」と言明しています。ただちにその実行をとせまりました。

 自民党も報道された「しんぶん赤旗」を引用して事実の解明を求め、同和行政の完全集結を求めることも盛り込んだ全会派一致の決議をあげることができまし

 引き続き、議会の調査権を活用し、調査特別委員会の設置も与党会派に呼びかけています。公金不正支出事件の解明と解決に向けた市長の責任は重大です。

カラ事業…例えば
「解同」
支部名
(実施日)
助成
金額
(万円)
宿泊地 報告した
宿泊料
(1人)
報告した
参加者数
宿泊先
の回答
田中支部
(97年4月18日〜19日)
110 三重
鳥羽
2万1000円 52 該当なし
千本支部
(98年8月29日〜30日)
155 愛知
三谷温泉
2万5000円 104 該当なし
久世支部
(99年3月6日〜7日)
50 和歌山
白浜温泉
2万円 34 該当なし

ゆがんだ同和行政 一貫して追及

 部落解放同盟に対するこの不正な補助金支出の問題は、一貫して日本共産党が追及する中で、「温泉地への研修は認めない」「補助事業そのものを廃止する」と京都市を追い込んできました。ゆがんだ同和行政が京都市の不正・腐敗の温床になっています。日本共産党の出番です。

水増し申請…こんなことまで
「解同」
支部名
(実施日)
助成
金額
(万円)
宿泊地 報告した
宿泊料
(1人)
報告した
参加者数
宿泊先
の回答
実際の
宿泊料
(1人)
実際の
参加者数
千本支部
(98年2月15日〜16日)
155  兵庫
湯村温泉
 
2万
6000円
118 コンパニオンを呼んだ宴会で22万円、麻雀など支払い68万円 
1万
8000円
22
改進支部
(98年3月15日〜16日)
180  島根
玉造温泉
 
2万
3000円
65 宴会10万円、カラオケ9万円など支払い73万円 
1万
4000円
36
西三条支部
(98年3月28日〜29日)
30  滋賀
びわこ温泉
 
1万
8000円
70 飲み物12万円など支払い48万円 
2万
4000円
13

同和行政完全終結を求める決議(十二月十七日、全会一致で可決)

 決議は、「(同和行政が)いまだ一部事業が継続されており、完全終結には至っていない」「今回、運動団体支部にたいする補助金について、カラ事業、水増し事業等、多くの虚偽報告が発覚し、事実と大きく異なる事業に補助金が交付されたことが明らかになった」ことを指摘した上で、「き然とした姿勢で徹底した事実解明を行い、一日も早い結果の公開と厳正な対処に不退転の決意で取り組むべきである。また同時に継続されている事業について完全終結すべきである」としています。


No.366
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