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No.366・目次
2003.1.10

決算委員会(十一月二十五日〜十二月五日)の特徴

市民の暮らしと営業を守る自治体へ、
役割発揮を――借換融資対象枠拡大実現

 党議員団は、借換え融資制度の期間の更なる延長と基準や対象枠の拡大を求め、高木副市長は「金融機関のプロパーのものも対象にする」と答弁。全国に先がけての制度が実現しました。

 また、激増する「貸し渋り・貸しはがし」の実態を調査し、行政として有効な手立てをとるように求め、「国のセーフティーネット保証と連動し、地域金融の円滑な活用を求めて行く」との答弁を引き出しました。中小企業支援センターの年末の相談業務土曜日臨時開設も実現しました。

 市税軽減制度の見なおし・廃止の提案については、中小企業や中小法人の営業や活動に重大な打撃を与えるものとして、生協連や中小企業団体中央会の要請書なども紹介し撤回を求めましたが、理事者は「財源対策ではない。不公平の是正である」と繰り返し強弁し、与党会派によって、条例化が行われました。


介護・国保問題と福祉と子育て支援を要求
――子どもの医療費助成で大きく前進

 党議員団は、乳幼児ネットや医師会等から出されていた「子どもの医療費助成制度の就学前までの拡充」について、要求。同時期に開かれていた府会での知事答弁と連動して、京都市も「実施時期・内容について協議する」と答弁。大きく前進しました。

 また、障害児学童の対象年齢引き上げに関して、松井副市長が「現行制度の発展か、別の社会的資源での対応か検討している」と答弁しました。

 介護保険制度の見直し、医療改悪のもとで、自治体としての責任ある対策と改善、国に対する働きかけ、窓口負担の軽減などを求めました。国保料の値上げを行わないよう強く求めるとともに、障害者支援費支給制度実施にともない、基盤整備と施設運営などに支障がでないよう求めました。


財政再建の道筋示して財源不足問題を解明
――高速道路のしわよせで生活道路大幅に遅れ

 党議員団は、七三〇億円の財源不足の背景には、国による地方交付税・補助金の縮減計画、景気低迷による法人市民税の落込みがあることを指摘しつつ、暮らし・営業への支援策を求めました。

 また、無駄な公共事業の典型である高速道路に予算が集中したことによって生活道路が大幅に遅れていることを具体的に示し、改善を求めるとともに、塩漬け土地の放置などについて、議会のチェックなどシステムの改善を求めました。京都市は、「塩漬け土地対策」の方向性を明らかにしました。

 市政改革に関しては、自民党から「市営葬儀、老人クラブ補助金を見なおせ」「敬老乗車証の見なおしはいつやるのか」との発言が繰り返されましたが、市長は「(敬老乗車証は)しばらく見なおしは凍結する」と答弁しました。


防災カルテやスケボー施設実現

 「被害想定システム(防災カルテ)による地域防災計画の促進」や「スケートボード施設」も実現しました。防災カルテは、ビジュアルに地域の災害対応力を見えるように開発されたもので、以前から要求していた「ハザードマップ」をコンピューター化したものです。


本市公共事業入札をめぐる談合疑惑や外圧
問題を追及――予定価格・最低価格公表実現

 党議員団は、一連の汚職事件の全容解明と再発防止策を求めました。団体・業者・OBなどからの「要望を超えた圧力」の排除について、高木副市長は「最終報告できちんと報告すると答弁しました。

 また、水道局資料にもとづき、特定業者が特定営業所の仕事を落札している仕組みを解明するとともに、同和地区建設協同組合による「特別命令」「見積もり合わせ」の異常な工事落札の実態を指摘し、談合排除のシステムの確立など改善を強く求めました。

 京都市は、予定価格、最低価格の事前公表を明らかにしました。

水道局営業所別宅漏工事

※数字は入札金額順位 99年、01年省略 同じ傾向

年度

営業所

入札日


















98 東山 98年
9月
22日
4 6 7 2 8 9 5 3 落札      
山科 3 5 7 4 8 9 6 落札 2      
8 2 4 7 5 9 落札 3 6      
丸太町 7 2 4 6 9 落札 8 3 5      
右京 5 7 2 8 落札 9 6 3 4      
西京 4 6 7 落札 8 9 5 2 2      
左京 2 5 落札 6 7 9 8 3 4      
九条 4 落札 7 5 8 9 6 3 2      
伏見 落札 4 7 4 8 9 6 2 3      
年度 営業所 入札日














01 東山 01年
3月
29日
4 2 5 9 6 8 7 3 落札 10 12 11
山科 4 3 5 9 6 7 8 落札 2 10 12 11
6 2 5 9 7 8 落札 4 3 10 12 11
丸太町 6 2 4 9 7 落札 8 4 3 10 12 11
右京 5 2 6 9 落札 8 7 4 3 10 12 11
西京 5 4 6 落札 8 9 7 3 2 10 12 11
左京 5 2 落札 9 6 7 8 4 3 10 12 11
九条 5 落札 2 9 6 7 8 4 3 10 12 11
伏見 落札 4 5 9 7 6 8 3 2 10 12 11
02 東山 02年
3月
27日
2 2 6 12 6 2 8 5 落札 10 11 9
山科 3 7 5 12 6 4 8 落札 2 10 11 9
3 4 6 9 5 6 落札 8 2 11 12 10
丸太町 4 8 5 9 5 落札 5 3 2 11 12 10
右京 3 7 7 9 落札 5 6 4 2 11 12 10
西京 4 4 6 落札 8 8 6 3 2 11 12 10
左京 5 5 落札 3 5 5 9 4 2 11 12 10
九条 3 落札 4 9 4 7 8 4 2 11 12 10
伏見 落札 4 4 12 7 3 8 4 2 10 11 9

2002年度水道局営業所別宅漏工事入札執行結果

02年3月27日執行(単位:万円)
  営業所名
右京 山科 九条 丸太町 左京 伏見 東山 西京


ア社 1,162 1,229 1,231 1,230 1,230 1,229 1,231 1,230 1,231
イ社 1,228 1,172 1,235 1,233 1,230 1,233 1,235 1,233 1,230
ウ社 1,227 1,231 1,171 1,230 1,219 1,223 1,230 1,228 1,224
エ社 1,230 1,228 1,233 1,196 1,231 1,229 1,230 1,226 1,226
オ社 1,229 1,230 1,229 1,231 1,149 1,229 1,228 1,226 1,231
カ社 1,230 1,230 1,230 1,230 1,230 1,185 1,230 1,230 1,230
キ社 1,226 1,226 1,226 1,226 1,226 1,226 1,165 1,226 1,226
ク社 1,205 1,210 1,204 1,212 1,203 1,205 1,209 1,196 1,213
ケ社 1,250 1,250 1,299 1,250 1,250 1,220 1,290 1,298 1,170
コ社☆ 1,260 1,260 1,260 1,260 1,260 1,260 1,260 1,260 1,260
サ社☆ 1,270 1,270 1,270 1,270 1,270 1,270 1,270 1,270 1,270
シ社☆ 1,280 1,280 1,280 1,280 1,280 1,280 1,280 1,280 1,280

が落札。落札者のみ 1,100 万円台で入札。他は 1,200 万円台で入札。


No.366
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