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No.360・目次
2001.12.18
「財政非常事態宣言」ってどういうこと?


 市長が 10 月 31 日に突然発表したもの。来年の財源不足が 580 億円になるので大変だから「市民も覚悟せよ」といわんばかりの宣言です。

非常事態をまねいた責任には一言もふれず

 そもそも、1 兆円にものぼる借金が財政赤字の最大の要因です。それをつくりだしたのは、京都市の大型公共事業偏重の政策そのものにあります。地下鉄工事費の膨張や 5 大プロジェクトなどへの反省もなく、今後も高速道路や第二迎賓館はつくろうというのですから、とんでもありません。

痛みは市民と市職員に押しつけ

「非常事態」を理由にまっさきに、職員の人件費の削減をあげ、リストラと給与カットをあげ、公営企業への補助金をカットするともいっています。これは上下水道料金などの公共料金の引き上げや、敬老乗車証の有料化にもつながりかねず、市民に大幅な負担を求める内容です。新しい施設建設も凍結ですから、特別養護老人ホームなど、必要な施設さえ辛抱せよというものです。

 世論と運動ではねかえそう 敬老乗車証の有料化も老人クラブをはじめとした大きな世論で凍結させました。ムダづかいをやめ、くらしと福祉守れの世論で市民への攻撃をはねかえしましょう。


「財政非常事態宣言」の主な内容(理財局説明より)

人件費の削減 職員の給与カット、勧奨退職。
一般会計から公営企業への任意の繰出金の休止 96億円。水道料金に影響する汚水資本費補助金も対象。
各種イベントの見直し 13年度実施で60事業、6億円。
新規事業施設の一時凍結 聖域なし。継続中は対象外。
既存事業施設の現状凍結 拡充も削減もなし。年次計画目標の積み上げも凍結

No.356
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