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No.360・目次
2001.10.26
5 月定例市会・閉会本会議
有吉節子議員が質問

 有吉節子議員は、九月十二日の本会議で質問をおこないました。



>>>質問全文

地球温暖化防止、交通事業の規制緩和の凍結を
駐輪場の設置、伝統的建築物・古民家の保存へ

京都議定書の早期批准――温暖化ガス十%削減努力を

 有吉議員は、地球温暖化防止の京都議定書について、市長は政府に対し毅然とアメリカに批准を求め、また自らも早期に批准するよう求めよと迫りました。 党市議団は、温暖化防止京都会議成功へ九七年七月に「五つの提言」を発表。京都市は温暖化ガス十%削減を約束しました。しかし二〇〇〇年度予測値で九八年から二・二%増加しており、有吉議員は車の総量規制、交通体系見直し等、運輸部門で削減するよう求めました。 市長は、政府に早期批准と米国への説得をお願いしたと答弁。環境局長は、運輸部門や民生部門を中心に自動車利用を控えることなどを答弁しました。

提言 地球温暖化防止会議成功へ京都市は積極的な役割を ――日本共産党京都市会議員団の見解と「5 つの提言」の柱

1997 年 7 月 4 日

提言 1
最大の焦点「CO2 削減目標」設定を政府に強くはたらきかける
提言 2
開催地にふさわしい京都市の削減目標と計画を
提言 3
車の総量規制、高速道路の建設中止、公共交通優先へ政策転換を
提言 4
大型開発優先から、環境にやさしいまちづくりへの転換を
提言 5
企業責任を明確にし、ゴミの減量、リサイクル・再資源化の推進を

交通事業の規制緩和は凍結せよ

 有吉議員は、市バスの廃止・縮小・民営化を進めながら「自動車はご遠慮ください」では納得は得られないと指摘。交通事業の規制緩和は、市バス事業に重大な影響を与えるものであり、市民の足を守るため、政府に来年二月の規制緩和実施を凍結するよう要求せよと迫りました。また、市の基本計画にもある LRT (新型路面電車)の一日も早い実現を求めました。 市は、規制緩和を容認する答弁で、LRT は検討すると答弁しました。

放置自転車対策は駐輪場の整備が先決

 市は昨年「自転車総合計画」を発表しましたが、道路の使用状況は、自動車中心で、自転車と歩行者が狭い所へ追いやられています。有吉議員は、自転車利用の拡大へ発想の転換を求めるとともに、市民の声を積極的に生かし、駐輪場整備を急ぐこと、また、御池通り歩道などにも駐輪場整備を求めました。

御池通り・放置自転車・バイクの調査(9 月 27 日 有吉議員調べ)


まちなみ、伝統的建築物古民家の保存を

 有吉議員は、京都に残る貴重な伝統的建築物・古民家の実態調査が不十分と指摘。古都京都だからこそ調査と保存、所有者の意見を生かした活用を求めました。市は「今後、洋風建築物の詳細調査と和風建築物調査を進める」と答弁しました。 有吉議員は、高層マンションが歴史的景観やまちなみに影響を与えていると指摘。現行の高さ・容積率の引き下げを要求。市は、審議会から本年中に提案を得て方向を示すと答弁しました。


No.356
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