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No.360・目次
2001.10.26


特集
コミュニティバスの実現へ大きく前進



 九月市会では、「醍醐地域に小型循環バスを」という要求が議論され、日本共産党の西野さち子議員の追及を受けて、市長も「精一杯努力する」と答弁しました。その背景には、住民要求にもとづくねばり強い努力があります。

醍醐から市バスが消えた

 一九九七年十月に地下鉄東西線が醍醐駅まで開通し、それまで住民の足だった市バスが廃止をされてしまいました。「地下鉄があっても、駅に行けない」「病院に行けなくなった」「醍醐総合庁舎に行けない」と、住民の中に市民の足を守る大きな運動が起こりました。市長は「路線の見直しはしない」と言っていましたが、自治会も入っての請願に、不十分ではありますが二路線の見直しをせざるを得ませんでした。署名運動の力が市政を動かしたのです。

醍醐に小型循環バスを

 二路線は見直されたものの、午前十時台から午後五時台で一時間に一本では、不便です。また、バス停まで行くのがたいへんな地域もたくさんあります。高齢化の進む中で、坂の上まで上がれるバスがあればどんなにか暮らしやすい街になるだろうと、一九九九年に西野さち子市議は、「醍醐地域に小型の循環バスを」と公約に掲げました。そして、住民の中に結成された「醍醐の交通問題を考える会」に参加をして、運動を広げてきました。


立場のちがいを超えて広がる願い

 循環バスに立場のちがいは関係ないと、「考える会」は、自町連・町内会・醍醐にあるお寺・神社・病院・保育所・スーパー・コンビニ・各種三団体と考えられる全てのところに賛同と署名運動の御願いに回る一方で、署名用紙を全戸配布しました。断られるところはほとんど無く、「名前は出せないが」と賛同署名をして下さる地域の有力者、レジに置いて数百筆の署名を集めて下さったスーパー、署名用紙を回覧版でまわされた町内会、檀家の署名を集められたお寺等々、どんどん広がっていきました。

住民運動の前進で「精一杯努力する」と市長

 住民の声がますます大きくなる中で、伏見区基本計画にも「コミュニティバスの導入の検討」と掲載されました。九月市会の決算特別委員会「交通局」審議で西野さち子市議は、「利用者の目線で住民の望んでいるバスを走らせる事が重要。それが乗客増につながる」「住民がこぞって望んでいる醍醐地域に小型循環バスを」と追及し、市長は「精一杯努力する」と答弁しました。住民の願いが再び市政を動かしたのです。


No.356
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