トップ > 見解・声明 >

見解・声明

11年8月 2日(火)

[声明]8月臨時市会を終えて 市会を終えて

日本共産党京都市会議員団

 

1.本日開催された臨時議会で、小林正明議長(自民)の辞職を許可しました。後任の議長選挙には、日本共産党市会議員団から北山ただお議員を候補者として擁立しました。結果は、北山ただお15票、井上与一郎52票、無効票2票となり、井上議員(自民)が選出されました。

1.5月に就任したばかりの小林議長が辞職した背景には、7月に発覚した知人との金銭トラブルがありました。「不祥事」を理由とした議長の引責辞任は前代未聞であり、市議会に対する信頼を失墜させるものに他なりません。説明責任を果たさぬまま、後任議長を推薦した自民党会派の責任は重大です。また、自民党推薦の議長候補の「たらい回し」に賛成した議員の姿勢も問われるものです。

 議長の金銭トラブルには、単なる借金なのか、当該知人が説明している「政治活動資金」なのかなど、解明されていない様々な疑惑が残されています。京都市会議員政治倫理条例では、議員の責務として「議員は、政治倫理に反する事実があるとの疑惑を持たれたときは、その疑惑を解明し、責任を明らかにするよう努めなければならない。」と定めています。真相解明に向けた政治倫理審査会を設置し、疑惑の徹底した解明に直ちに取り組むべきです。

1.今議会には、住民の署名2060筆を添えて提出された「東部クリーンセンターの余熱利用施設の存続について」の請願を不採択にする議案が提案されました。党議員団は不採択に反対し、存続すべきと求めました。利用者から存続を求める声が多数あるにも関わらず、委員会審議はわずか2回で結論を押し付けるやり方はあまりにも拙速です。運動が京都市を動かし、老人保養センターと図書館の改修が決まったものの、温水プールは廃止となっており、党議員団は引き続き、住民要求実現へ全力を尽くします。

1.来年2月の京都市長選挙に、前回に引き続き、中村和雄弁護士が立候補することを明らかにしました。日本共産党市会議員団は、市民のくらし・福祉最優先、原発からの撤退の一致点で、広範な市民の皆さんとともに、市政転換を目指して奮闘する決意です。