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見解・声明

10年3月12日(金)

[声明]環境政策局による公正な審議の妨害に断固抗議する 市政評価

 日本共産党京都市会議員団 団長 山中渡 

 

 昨日(11日)開催された「くらし環境委員会」において、有料指定ごみ袋に関する説明資料が、与党議員にのみ事前配布され、質疑がおこなわれるという異常な事態が発生した。

 今市会の予算委員会において、ごみ袋の有料化によって得られた財源が使いきれず基金に積み立てられ、他局の事業予算に流用されていることが問題になり、各会派から「市民に還元すべき」との声があがっていた。

 そうしたなかで、有料指定袋導入時の混乱で、お試し袋や破れやすく不評であった指定袋が大量に倉庫に山積みされ、その額は4千万円を超えることが判明した。

 今回の問題は、マスコミ取材をうけた環境政策局がその経過や対応をまとめた説明資料を与党議員にのみに配布したことである。

 2年前、門川市長の教育長時代のインタビューと写真を掲載した市販本を公費で購入し、与党会派にだけ配布したことが問題になり、そのことを議会で指摘された市長は「改めるべきは改める」と明確に答弁している。

 にもかかわらず、同様な不当な扱いが繰り返されたことは重大である。議会の公正な審議を妨害するものであり、断固抗議するとともにこうした行為の根絶を求めるものである。