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見解・声明

09年6月22日(月)

[申し入れ]市立看護短期大学廃止を前提とした「確認事項」締結は中止せよ 医療・福祉

 日本共産党京都市会議員団

 

 京都市は近日中に、学校法人佛教教育学園と、市立看護短期大学の廃止を前提として、佛教大学に看護学科を新設するという内容の「確認事項」を締結するとしています。

 市立看護短期大学の廃止については未だ、学校関係者や市民に対する説明責任を果たしておらず、一方的に、両者で合意することは、断じて容認できません。

 この間の京都市議会の質疑の中でも、与野党会派から「拙速な合意を図るべきでない」「パブリックコメントの実施を求める」等の声が出され、大学関係者からも疑問の声が出されています。

 また、市立看護短期大学生、卒業生をはじめ、京都府看護協会、医療従事者団体等からも方針の見直しと、公立大学としての存続・四年制化が要望されています。

 今日、全国的な看護師不足の実態からも、また、高度な看護教育の充実を図るという社会的要請からも、今回の「確認事項」の示す方向は、京都市の公的責任を放棄するものであり、認めることはできません。

 市立看護短期大学の廃止、佛教大学看護学科の新設に関する「確認事項」の締結を中止するよう強く求めるものです。