07年5月29日（火）
航空自衛隊の低空飛行に関する緊急申し入れ その他
京都市長 桝本 頼兼 殿
昨日５月28日午後1時過ぎに何の通告もないまま、醍醐地域の上空をジェット戦闘機が低空飛行した。これは航空自衛隊が６月２日に予定している「奈良基地記念行事」での展示飛行の予行訓練であったことが判明した。住民からは、「密集した住宅地で万が一事故が起これば大惨事になる」「体験したことの無い地鳴りのような轟音だった」保育所からは「お昼寝の最中で子どもが起きだして怖がっていた」など、苦情と怒りの声が寄せられている。日本共産党議員団は、市民の安心安全を脅かすこうした行為に断固抗議をするものである。
京都市は「連絡は受けていない」とのことだが、これでは市民の安心安全を守ることはできない。
よって、市長におかれては次の点で緊急対応を求めるものである。
１．昨年、ブルーインパルスの低空飛行が京都府南部で行われ抗議の声があがっていた。にもかかわらず、今回も航空自衛隊により、同様の事態を引き起こされたことは重大である。航空自衛隊と国土交通省 に対し、今回の経過についての説明を求めること。
２．今回の低空飛行は平穏な市民生活を大きく脅かした。京都市として抗議するとともに、航空自衛隊及び航空行政を所管する国土交通省に対し、「奈良基地記念行事」における展示飛行の中止を求めるとともに、同様の事態が二度と繰り返されることのないよう申し入れること。