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見解・声明

07年1月29日(月)

[申し入れ]ガス漏れ事故防止等、安全対策強化の緊急申し入れ

日本共産党京都市会議員団

 去る1月22日に伏見区日野西風呂町で起こったガス漏れは、大阪ガスから保安指令センター長以下調査車両と工事車両の計8台15名、京都市消防局から消防車等10台41名が出動し、更に出火・爆発に備え3台4口の放水準備をするまでに至りました。事故現場は、路線バスのほか通行車両も多く、その後の大阪ガスの説明によっても、一歩間違えば火災や爆発という大災害の危険性があったと考えられます。ところが、最初の市民通報からガス漏えい場所を確定するまでに3時間15分、工事部隊の到着がその46分後となったことは、緊急対応マニュアルに大きな問題があったと考えざるを得ません。また、消防への通報の遅れも重大な問題であり、その責任が大きく問われています。

 今回の事故は限られた特別な事例ではなく、今後こうした事故を起こさないためにも、設備の総点検と緊急時の対応マニュアルの再討検等、安全対策の強化確立は急務と考えます。よって、次の項目について緊急に改善策をとられるよう申し入れます。

一、ガス配管設備の総点検とともに、緊急時の対応マニュアルの再検討を行い、直ちに安全対策を立てていただくこと。

一、市内に今なお67キロメートル残っているネズミ鋳鉄管については、直ちに取替え、引き続き耐久性に優れているといわれるポリエチレン管への取替え工事促進を図っていただくこと。なお、今回の場所は、昨年から二度にわたってガス漏えいが起こっており、抜本対策を行っていただくこと。

一、住民から機敏にガス漏れ通報ができるよう広報活動の改善を図っていただくこと。