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見解・声明

06年12月14日(木)

[申し入れ]「タウンミーティングイン京都」における市民排除の悪質行為に断固抗議し、全容の報告と市民への謝罪を強く求める 教育

門川大作教育長 殿

日本共産党京都市会議員団

 政府のタウンミーティング調査委員会の最終報告書が発表された。

 その中で、昨年11月に京都市内で開催された「文化力親子タウンミーティングイン京都」において参加の応募をした特定の人物を意図的に落選させるために不正な抽選をし、その結果市民約50人が巻き添えで落選させられ、市教委関係者50人が出席していたことが判明した。

 市教育委員会は、申し込み名簿の中に過去の催しで道徳教育のあり方で政府等に異論を唱えた市民団体関係者の名前を見つけ、内閣府に「事業の円滑な運営や確保のために過去の客観的事実を知らせた」としている。

 これに対して調査委員会は「作為的な抽選をしたことは、タウンミーティングの趣旨からして決して認められるものではない」と悪質性を厳しく批判している。

 このタウンミーティングは内閣府と市教育委員会の共催であり、本市の責任は免れない。この間、やらせ質問や集会への組織動員が問題になり世論の批判が高まっている。それに加えて今回の問題は、特定の市民の名前を把握し、意図的に排除するというおよそ民主主義とかけ離れたものであり、行政機関として許されないことである。

 今回の教育委員会の一連の行為について、その全容を議会に報告するとともに、教育委員会の責任を明確にし、市民に謝罪するよう強く求めるものである。