06年8月 4日(金)
[見解]続発する市職員不祥事問題の全面解明のための臨時市会を要求する 不祥事・同和
今年度に入り、京都市職員8人が逮捕されるなど職員の犯罪・不祥事が続発している。京都市が6月26日から取り組んだ「服務規律等強化月間」の最中にも逮捕者が発生。また、7月31日に開かれた臨時厚生委員会の席上でも新たな不祥事件が報告されるなど、極めて異常かつ深刻な事態となっている。市民の間でも「なぜこんなことがおこるのか」など職員の犯罪・不祥事に対する激しい怒りの声とともに京都市のかかえる構造的問題の解明を求める声が大きく広がっている。
市長は、27日、幹部職員へ訓示し「市政の信頼回復にむけ、全職員一丸となって取り組む」としているが、市長就任後10年間に覚醒剤使用等の事件だけでも19件も発生している。また、今回の生活保護行政にかかわる事件は社会保障の根幹を揺るがす事件であり、許すことができない。こうした事件の続発に対する市長の責任は重大である。また、京都市の根深い「土壌と体質」の全面解明が必要である。
よって不祥事問題の全面解明と根絶にむけ、議会招集権を活用して臨時市会を直ちに開催すべきである。