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見解・声明

06年7月24日(月)

[団長談話]京都市職員の相次ぐ犯罪、不祥事は許されない 不祥事・同和

日本共産党京都市会議員団団長 山中 渡

一、本日、北区福祉事務所のケースワーカーであった京都市職員が、生活保護費詐取容疑で逮捕されました。京都市では市職員の犯罪行為や不祥事が相次ぐ中、先月から今月いっぱいを不祥事根絶月間とも言える「服務規律等強化月間」に取り組んでいる最中です。この期間中の逮捕であり、京都市の取り組みの根本が問われるものです。

一、先日、認知症の母を承諾の上殺害した事件の京都地裁判決では、福祉事務所の窓口の対応が一因になったことが指摘され保護行政のあり方が厳しく問われたばかりです。生活保護費の横領疑惑は今年四月に処分した東山福祉事務所の職員に続くもので、生活保護行政に対する市民の信頼を重ねて裏切ったことは言語道断です。さらに、度重なる市職員による犯罪行為や不祥事は、京都市行政全般に対する信頼を大きく失墜させるものに他なりません。

一、こうした犯罪行為や不祥事がなぜ繰り返されるのか。日本共産党市会議員団は、市職員の犯罪行為や不祥事が繰り返される原因に、京都市の過去の採用制度と採用後の服務規律の徹底が不十分であることを指摘してきました。市長は就任から十年、市職員による不祥事の根絶を掲げて様々な取り組みを行ってきましたが、この間の実態をみれば全く成果をあげられていないことは明らかです。市職員には法と条例を遵守させること、市民サービス向上に全力をあげることこそ求められています。

 日本共産党市会議員団は市職員の犯罪や不祥事の根絶に全力をあげるものです。