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見解・声明

05年10月11日(火)

[声明]市民敵視の市政運営に断固抗議する ごみ・環境

京都市長 桝本頼兼 殿

日本共産党京都市会議員団

一、先日の新聞報道によると、有料指定袋制の導入にむけた「意見交換会」の開催にあたって、進行マニュアルとして職員に配布した文書の中で、新日本婦人の会、民主市政の会や政党などを具体的にあげ、「反対派」と記述していたことが明らかになった。当局もこの事実を認め、「悪意はないが誤解を招く表現だった」と説明しているが、公平・中立を貫くべき京都市が、特定の市民に反対派のレッテルを貼るなど言語道断であり、厳重に抗議する。

一、重大な問題は、このことを通じて「家庭ごみ袋の有料化ありき」の方針を「意見交換会」をとおして、市民に押し付けようとしているねらいが浮き彫りになったことである。今回の「意見交換会」は、京都市の最終方針を決定するために、パブリックコメントと合わせて、市民の意見を直接聴く位置づけがされているものである。市民意見を正確に把握することが最大の課題である「意見交換会」の目的を大きくゆがめるものであり、断じて許されない。

一、さらに今回発覚した行為は、市民の信頼を大きく失墜させ、市長が掲げる市民とのパートナーシップに逆行するものであり、市長及び、環境局長の責任は免れない。市長は、事実関係を調査し、当該団体に対する謝罪と説明を行うと同時に、市民と議会に対して報告すべきである。日本共産党京都市会議員団はこのようなゆがんだ市政運営に断固抗議するものである。

以上