トップ > 見解・声明 >

見解・声明

05年8月10日(水)

[緊急申し入れ]あらためて敬老乗車証有料化の中止を求める 医療・福祉

京都市長 桝本頼兼 殿

日本共産党京都市会議員団

 七月下旬より敬老乗車証の更新申請書が七〇歳以上の高齢者に送付され、申請手続きがすすめられている。通知を受け取った市民からは、「国保料の値上げに続いて負担を押し付けるのはひどすぎる」「負担金額の設定は納得できない」など、批判の声が多く上がっている。また、「有料なら交付を希望しない」と、事実上、敬老乗車証の取り上げになるケースも出ている。

 有料化が議論された二月議会には、有料化に反対・現行制度継続を求める一二九件の請願が提出された。日本共産党議員団は、1. 配偶者特別控除、老年者控除の廃止、公的年金控除の縮小など、国の連続する制度改悪で高齢者世帯にかかる負担増は大変大きくなっていること、2. 同時に提案されている国保料の算定方式の変更は、高齢者・年金生活者に大幅な負担増を強いるものであり、その上、新たに有料にすることは敬老乗車証の発足時の精神に反し、ひいては、負担できない高齢者の社会参加の条件を奪うことになると厳しく指摘した。

 有料化の実施が目前に迫った今日、日本共産党議員団の指摘が現実のものとなっている。

 あらためて、敬老乗車証の有料化を中止するよう強く求めるものである。

以上