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見解・声明

05年6月24日(金)

[緊急申し入れ]値上げした国民健康保険料徴収にあたって直ちに改善措置を求める 医療・福祉

京都市長 桝本頼兼 殿

日本共産党京都市会議員団

 六月に入り、届いた今年度の国保料納入通知書を見た市民から「去年と比べて二倍から三倍になった。なんでこんなに高いのか」「計算間違いではないか」などの声が連日、区役所窓口に寄せられています。市民の怒りとともに窓口における混乱も黙過できません。

 このような事態を引き起こした責任は、大幅値上げを提案した市長とともに、それに賛成し可決した与党会派にあることは明らかです。また、小泉内閣による各種控除の縮小・廃止などによって年金支給額の減額や住民税増税が強行されたばかりです。長引く不況や景気の低迷の中でこんな負担のおしつけは市民生活を破たんに追い込むものです。

 したがって、このような事態を解決するために緊急に以下の改善措置を講じるよう強く求めます。

一、法定減免や条例減免の該当者にとどまらず、減免制度を広く知らせ、減免申請を促進すること

一、申請期限の延長や納付方法をふくめて、従来の制度の枠組みにとらわれない救済措置を市民生活の実態に即して講じること

一、短期証や資格証明書への切り替えは絶対におこなわないこと

一、ただちに補正予算を組み、一般会計からの繰入金を増額し、払える保険料とすること

一、窓口での苦情の受付や相談に関しては、今後も懇切・丁寧に行うこと