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見解・声明

05年2月 4日(金)

[申し入れ]京都予防医学センター贈収賄事件の全容解明を求める 医療・福祉

日本共産党京都市会議員団

 4日午前、倉林明子幹事長、岩橋ちよみ議員、くらた共子議員(写真右から)が市長に申し入れをしました。

 保健福祉局の波部美利保健衛生推進室部長が対応しました。

桝本 頼兼 京都市長殿

 京都予防医学センター贈収賄事件の全容解明を求める申し入れ

           日本共産党京都市会議員団

       2005年2月4日   団長 山中 渡

 4月に京都市との合併を控えた京北町の現職町長が、財団法人京都予防医学センターの事務局長から賄賂を受け取った収賄容疑で逮捕され、辞職願が提出・受理された。こうした自治体の長の犯罪行為は断じて許されないものである。

 本市が関わる問題は、贈賄側の財団法人京都予防医学センターである。この団体は、自治体の健診の委託を受けて実施する公益性の高い性格を持っている。京都市からは市長が顧問、副市長が副会長、健康増進課長が評議員として参加しており、本市の管理監督責任が厳しく問われている。

 事件発生以来、京都市は1月26日には、早々に指名停止を発表したものの、全容解明を京北町に求めるだけで、事件がなぜ発生したのか、当該の団体を管理する立場からは、いっさいの説明がされてない。さらに京都市全体で財団法人京都予防医学センターにどれだけの委託契約をしているのか、その全容さえ掌握していないことも発覚した。こうした実態は、自らの管理監督責任を棚上げする無責任な対応だと言わざるをえない。

 よって、市長は京都予防医学センターの事件の全容解明にあたると同時に、役員を派遣しながらこうした犯罪行為を未然に防げなかった責任と経過を市民の前に明らかにすべきである。