トップ > 見解・声明 >

見解・声明

03年12月 1日(月)

[申し入れ]市バス運転手の結核感染は重大:徹底した情報公開と乗客の安全・安心に万全の対策を求める 交通問題

京都市長 桝本頼兼 殿

京都市交通局管理者 江草哲史 殿

日本共産党京都市会議員団

 十一月二十八日、市バス運転手等三名の職員が結核感染していた事実が明らかになった。その内一名の運転手は、八月中旬には結核菌を排菌していることが判明していたにも関わらず、いっさい議会にも市民にも公開されなかったことは極めて重大である。京都市及び交通局に対し、厳しく抗議するとともに、市民の不安を解消するために全力をあげるべきである。

 感染した運転手が乗務していたバスの利用者に感染する可能性を一〇〇%否定することはできない。万が一でも感染の危険性がある場合、徹底した情報公開を行うこととともに、利用者に対する十分な対応が求められることは言うまでもない。

 公共交通機関である市バス運転手の結核発症の事実を知らせず、結核感染を広げるような事態になれば、市バス及び公共交通機関に対する市民の信頼を大きく失墜させるだけでなく、京都市全体に対する市民の不信を拡大させることになりかねない。よって市長は、次に掲げる事項について早急に対応をとられるよう強く申し入れるものである。

一、市バス運転手の結核感染の事実を自ら公開すること。

一、感染した運転手が、排菌していたと考えられる期間の乗務していた市バスを特定し、公開すること。

一、市民の不安に応える相談窓口の設置、検診を呼びかけ実施すること。

一、嘱託職員も含めた職員の健康管理に万全をつくし、結核など感染症発症時の対策を明確にすること。

以上