2019年12月13日本会議にて、「『桜を見る会』疑惑の徹底解明を求める意見書」に対する賛成討論を、日本共産党京都市会議員団を代表して、かまの敏徳議員が行いました。討論の内容は以下の通りです。
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「『桜を見る会』疑惑の徹底解明を求める意見書」に対し賛成討論を行います。
「桜を見る会」についての疑惑が底なしの状況を呈しております。
安倍首相をはじめ大臣・政治家に直接的疑惑がかけられているにもかかわらず、みずからの説明責任を果たそうとしないのは政治家の姿勢として極めて重大です。とりわけ、安倍首相の責任が重大です。
11月8日の参院予算委員会でのわが党の田村智子議員の質問以降、安倍首相は法案採決で参院本会議に出席をせざるをえなかった2度を除いて「国会に出ない」「質問に答えない」「資料は出さない」「廃棄する」という、逃げの一手を繰り返しました。「引き続き指摘があれば説明していく」と自ら述べながら、疑惑の全容解明に背を向けたまま国会を閉じるなど、極めて恥ずべき行動と指摘せざるを得ません。
重大なのは、首相推薦枠が約1000人にのぼることをはじめ、政権中枢や与党の推薦が全体の招待者約1万5000人の半分以上の8000人を占めること、改選を控えた参議院議員が特別優遇されたことなど、道義的な責任にとどまらず、安倍首相に直結する政治資金規正法違反、公職選挙法違反、公文書管理法違反など、違法行為の疑惑が多数存在していることです。
招待者名簿のシュレッダーでの廃棄問題と隠蔽疑惑、京都市民にも数多くの被害者を出した悪徳マルチ商法企業ジャパンライフ元会長の招待問題など、疑惑は膨れ上がる一方です。
私たちは、政府が一体となって国権の最高機関である国会における説明責任が蔑ろにしている現状は決して看過できません。世論調査でも、国民の7割が安倍首相の「弁明」を信用できないと大きな怒りが向けられています。岩手県議会では12日、「『桜を見る会』疑惑の徹底究明を求める意見書」が賛成多数で可決されました。こうした問題について、野党共闘で「追及本部」を立ち上げ、疑惑の全容解明に取り組み、国会での集中審査を求めています。
今私たちに求められているのは、「桜を見る会」問題の徹底解明を行い、日本の民主主義を守ることではないでしょうか。党派を超えた賛同をいただくよう心から呼びかけまして、意見書に対する賛成討論とします。
ご清聴ありがとうございました。