市会議員定数に関する条例の一部改正の提案説明 - 市会報告|日本共産党 京都市会議員団

市会議員定数に関する条例の一部改正の提案説明

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閉会本会議討論
井坂 博文議員

 日本共産党京都市会議員団は、京都市会議員の定数および各選挙区において選挙すべき市会議員の数について、山科区、西京区、伏見区の各選挙区において選出する議員の数を、それぞれ1名増やすことにより、全体の議員定数を現行の69名から72名とする条例案を、提出しておりますので、共産党議員団を代表して、提案説明をおこないます。

 現在の地方議会は、首長と議員がそれぞれ住民の直接投票で選出される「二元代表制」の下で、行政に住民の声を届けるとともに、行政や首長の行政運営を住民の立場から監視し、チェックするという大事な役割を持っています。このことは、今議会に市会改革推進委員会の全員により提案され、先ほど可決された「京都市会基本条例」の中でも明記されています。

 その条例にもあるように、議員は、市民と市政をつなぐ、住民自治の大事な担い手です。だからこそ議員定数は、市民の多様な意見、すなわち民意をより正確に反映させることができる規模が必要であり、京都市議会においては、現在、人口約2万人に議員1人の割合です。この改善が求められております。
 一方で、2010年の国勢調査による現在の各選挙区の格差は、上京区と西京区で最大1・53倍となっています。この格差の是正は喫緊の課題であり、市会改革推進委員会のまとめにおいても全会派一致で確認された通りであります。

 今回提案した定数3増による格差是正を実施すれば、現在の格差を1・35倍に改善することができます。また、議員一人あたりの人口は、現在の21,363人から20,472人と改善され、民意の反映の向上が図られます。

 1票の格差是正は、民意の反映を後退させる定数削減ではなく、住民とのパイプを太くすることによって図るべきであります。そのことを指摘し、同僚のみなさんの賛同を強く求めまして提案説明といたします。

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