「北朝鮮の弾道ミサイル発射に抗議し、拉致問題の一刻も早い解決を求める意見書」に対する賛成討論 - 市会報告|日本共産党 京都市会議員団

「北朝鮮の弾道ミサイル発射に抗議し、拉致問題の一刻も早い解決を求める意見書」に対する賛成討論

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閉会本会議討論
西野さち子議員
 日本共産党市会議員団は、提案されています「北朝鮮の弾道ミサイル発射に抗議し、拉致問題の一刻も早い解決を求める意見書」に賛成していますので、その立場から討論をしたします。
 まず、北朝鮮の行為はアジア各国をはじめ国際社会の打ち上げ自制を求める声を無視し、「弾道ミサイル技術を利用したロケットの発射」の中止を求めた国連安保理決議1874号に明確に違反しています。このような情勢を悪化させる行為を再び強行した北朝鮮に対し強く抗議するものです。国連安保理決議1874号は「事態の平和的、外交的、政治的解決」を強調しています。この精神に沿って、日本政府に対し関係各国と一致してあくまで外交的努力を強めることを求めます。
 また、拉致問題については、「ロケット」発射問題とは異なる問題ですから、切り離して考えるべきです。1999年、超党派の国会議員による代表団が訪朝し、それが2002年の日朝平壌宣言につながりました。この日朝平壌宣言では、拉致問題や日本による植民地支配などの過去の清算といった、日朝間の諸問題に誠意を持って取り組む強い決意が示されています。
 拉致問題は、安否不明者の再調査などの問題で、日本にとって納得できる解決が図られなければなりません。日本政府は北朝鮮に対し、これらの問題を解決してこそ国際社会に仲間入りできることを強く促し、中断されている日朝交渉再開へ強力に働きかけるべきです。日本共産党は、拉致問題を含め、日朝間の諸問題を平和的な交渉によって道理あるかたちで包括的に解決することを一貫してめざし、そのために努力してきた政党として、引き続き努力を尽くすことを申し上げて、私の討論とします。

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