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2006.11.2 |
国民皆保険を崩す医療改悪は認められない井上けんじ議員が、医療改悪に伴う条例改正に反対する討論市会に提案された条例改正案は、健康保険法等の改定にともない関連条例の規定を整備するものですが、井上議員は、条例改正の根拠である法律の変更が、一層の負担増と制度改悪をもたらす、命にかかわる大改悪であると批判しました。 一つには、混合診療の実質的解禁であり、所得の格差が治療の格差、命の格差になってしまうと述べました。必要な治療を丸ごと保険で適用できるように拡大すべきであり、財界やアメリカいいなりで国民の命より優先させるやり方は絶対に認められないと断じました。 二つには、療養病床に入院中の高齢者から食費・居住費負担を徴収する改悪は無謀きわまりないものと指摘。食費・居住費で二万八千円もの値上げ、治療代・オムツ代・日常生活費で合計十二万円以上にもなることを示しました。 三つには、「現役並み所得」の老人の医療費負担を三割に値上げすることは、受診抑制ひいては重症化・長期化により、かえって医療費の増加となってしまうものと指摘しました。日本医師会の常任理事も国会で「混合診療はお金のあるなしで医療の内容に格差が生じる。反対だ」と主張していることを紹介。保健・医療・福祉・介護の公的役割の発揮と連携の強化こそが求められる方向であり、市長や議会が、もっと政府に声をあげるべきと訴えました。 |
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