日本共産党 京都市会議員団トップ | ||
No.383 | | | No.382 | | | No.381 | | | No.380 | | | | | >> |
2003.12.17 |
|
市内高速道路建設はキッパリ中止、
|
高速道路・道路維持・道路改良費の決算額の推移 (京都市決算資料より。 桝本市政開始前の 95 年を 100 とする) |
|
※「聖域」化された京都高速道路、高速道路関連街路建設費の影響で減少しつづける道路維持費、道路改良費。 |
加藤広太郎議員は、市内高速道路問題について質問。現在事業中の新十条、油小路の二路線と「一般道路から高速道路への進入路の建設費」をあわせると、京都市の負担が三百八十四億円にもなる一方で、完成しても「利用があまり見込まれない」と指摘。「採算の見通しもなく、ゼネコン奉仕のための」事業化されていない残る三路線とあわせ、即時凍結・中止を求めました。
加藤議員は、九号線京都西立体事業のうち、右京区域の事業化についても「西大路五条手前での渋滞をさらにひどく」するものとして、中止を求めました。ここを中止すれば市の負担を四十四億円少なくできます。
京都市が策定した、二〇二五年を目標年次とする「下水道マスタープラン」は、総事業費四千億円規模と言われます。加藤議員は、国の河川審議会も方針転換したことを紹介し、「雨水の貯水、利用、浸透を含めた総合治水」を徹底して行えば、事業計画を縮小できると指摘。抜本的な見直しを求めました。
雨水の巨大貯留幹線(「京都市下水道マスタープラン」より) |
|
京都は、いつ大地震が起きてもおかしくないと言われています。加藤議員は「戦前の木造住宅が多い京都が、耐震強化を図ることは急務」として、すでに横浜市などが実施している耐震補強助成制度と、不況対策としての経済効果が大きい「住宅改修への助成制度」の実現を迫りました。耐震補助を行っている横浜市では、所得に応じて四段階、二百万円から五百四十万円の補助を行い、昨年度は一六八件の申請がありました。
島津五条工場跡の五条ショッピングセンターが、来月三月の開店めざし建設中です。加藤議員は、これに伴い山ノ内京都ファミリーのジャスコが撤退するのではないかと心配されていることを紹介。事前協議を行う条例の制定を提案しました。
市長及び管理者は、高速道路の建設を最優先で続けるなど、「使い古された答弁」を繰りかえしました。第二質問に立った加藤議員は、「市民の声を聞こうともしない市長は失格である」と強く指摘しました。
|
||
|