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2002.10.29 |
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環境保全を優先する市政、環境と人にやさしい総合交通体系を岩橋ちよみ議員は、京都市環境審議会委員が「交通需要管理を言いながら市内に高速道路を建設するなど、脱車社会に逆行している」と批判していることも挙げ、京都市の環境対策の立ち後れを批判しました。そして、温室効果ガス排出量の多くを占める自動車の総量規制を市民的合意ですすめよとただしました。また、市の各部局が一致して取り組む組織をつくり、市あげて取り組むよう求めました。 市長は「車に過度に依存しない交通体系の確立をめざす」「環境を機軸にした政策を展開する」と述べるにとどまりました。 ごみ問題については、京都市の三種混合収集、焼却と埋め立てにたよる方式とともに、プラスチック分別収集のモデル実施でリサイクルせず焼却していた問題を厳しく批判。「市民の熱意や努力を裏切った市長の責任は重大」と指摘し、徹底した分別収集とリサイクル、大型ごみの再生利用、再資源化を求めました。 理事者は「三種混合収集は合理的」などと居直りました。
環境と人にやさしい、公共交通優先の総合交通体系を岩橋議員は、全国での公共交通を優先した交通需要管理施策、また新型路面電車やコミュニティバスの導入などとともに、京都でも各界各層から交通とまちづくりの提案・取り組みがされていることを紹介。京都市が市電撤去などモータリゼーションをすすめてきた歴史にもふれ、市バスを切り捨てる「ルネッサンスプラン」を撤回し、公営交通の堅持と市民に愛される市バスへの転換を提案しました。 さらに、低料金の小型循環バス導入、LRT (次世代型路面電車)の実験と導入、嵐山地域でのパークアンドライド実験の強化と東山地域での実験、隣接自治体や各界代表らによる「京都市域公共交通推進協議会」の設置を求めました。理事者は具体的な答弁をせず「交通事業再生に全力で取り組む」などとこたえるにとどまりました。
上下水道料金の福祉減免制度を岩橋議員は、政令指定都市で、上下水道どちらも減免制度がないのは本市だけの一方、大阪市では、生活保護世帯だけでなく、減免対象をさらに拡大していることを紹介。また、料金の四ヶ月滞納で給水が停止されることにもふれ、「福祉減免制度が実現すれば、こうした人たちの暮らしを支えることになる」と指摘。減免制度創設を求めました。 しかし理事者は「減免は困難」と冷たい答弁で拒否しました。
ドメスティックバイオレンス(DV)への実効ある対策を岩橋議員は、DV 法の施行は関係者から望まれていたにもかかわらず、相談・対応の窓口が京都府婦人相談所一ヶ所に限定された問題を指摘。実効ある具体策をとるよう求めました。 |
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