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2002.3.18 |
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京都御苑の植物 |
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森の妖精といわれるタシロラン |
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昨年発見された新種カワセミソウ |
藤原議員は、迎賓館建設問題について、京都御苑タシロラン保護監視員代表らが建設工事による影響について意見書を提出したことにも触れ、総理府の環境調査報告書が植物リストに一一三種の漏れがあると指摘。タシロランより絶滅のおそれが大きい植物もあり、再調査するよう政府機関に進言すべきであり、また、ダンプが一日一〇〇台も通る工事について、周辺住民全体に説明会をおこなうよう、京都市からも国に強く要請すべきであると求めました。
高速道路については、国土交通省の特殊法人改革案(昨年九月二十一日付)で京阪連絡道路の調査中止が示されていることを指摘して認識をただしました。そして、京阪連絡道路につながる久世橋線及び堀川線、西大路線は計画を撤回し、高速道路としての新十条通建設を凍結・中止すること、油小路線は、今の一般道路の六車線を八車線とでき、市道だけで十分バイパスとして役立ち、高架の高速道路は必要なく計画を中止すべきと求めました。
また、第三セクターについて、二条駅前や御池地下街など、どうメスを入れるのか明らかにすべきと指摘しました。
ところが理事者は、植物のリスト漏れなど具体的な指摘には答えず、「科学的な調査が行われている」「京阪連絡道路の調査中止は案の一つに過ぎない」などと強弁し、無反省の態度を示しました。
これに対し藤原議員は第二質問で、「京都市は、『まず建設ありき』で聞く耳を持たない、数字すら聞きたくないという姿勢。自然破壊や浪費が許されない時代に逆行している」と批判。
また、国が京阪連絡道路調査中止の理由を渋滞解消も都市再生にも結びつかないとしていることを示し、「無用性は明白。きっぱり中止・凍結すべき」と迫りました。
藤原議員は、学童保育の現状はすし詰め、指導員不足であると指摘。法制化などの前進のもとで、後退は許されない、撤回せよと求めました。
理事者は「利用者の公平性を確保するため」などと答弁しました。
さらに、国民健康保険料は、他都市と比べ一般会計からの繰り入れが少ないことが値上げの誘因となっており、資格証明書・短期証の急増は目に見えていると指摘。国の補助率の引き上げなど制度の改善、府の補助金の増額、財政支援などに努力すべきであると求めました。乳幼児医療費無料化について、府の水準である三歳未満にとどまっており、就学前までの拡充を求めました。
藤原議員は、大不況のもとで苦しめられている国民の暮らしと健康に、追い討ちをかける医療改悪に反対せよと迫りました。また、有事法制についても、国は自治体に対応を強制しようとしてきており、きっぱり反対せよと迫りました。
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